[2017年7月3日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
先週は、教材会社主催の『新潟県高校入試結果分析報告会』に参加してきました。
今年度の高校入試の結果分析、および、その対策が話の中心でした。
高校入試=現中3生 ですので、目の前の中3生のことが中心になるのですが、高校入試の内容だけでなく、新しくなる大学入試制度、英語が教科化される小学生の話など、今来ている塾生全員に関係する話を聞けて、すごく有意義で、しかも、色々考えさせられたセミナーでした。
我々も学習塾として、何ができるか、何が必要かをしっかりと考えて、皆様に提供できればと思います。
また、先日の新聞記事によると、「市立万代高校と明鏡高校が、2020年度(現中1生が受検する年)から、独自問題で入試を行う。」ということを発表しました。
しかも、万代高校では、2018年度(現中3生が受検する年)から、一般入試で論理的思考力をみる問題を作るとも言っています。
『論理的思考力をみる問題』とは具体的にどんな問題かは、まだ発表されていませんので、現時点ではどんな対策をしていけば良いかわからないのですが、現中3生のことですからね、早急に情報を集めて対策を検討したいと思います。
先ほどの大学入試改革もそうですが、色々なことが一気に変わろうとしています。
我々の学生時代の知識や経験が通用しなくなってくるのではないかと思います。
我々はもちろんですが、保護者様も常にアンテナを張って、情報収集に努めてください。
また新しい情報が入りましたら、お便りやブログでお伝えします。
とはいえ、基礎学力がなければその先はあり得ませんから、やはり基礎学力は大事です。
現在、中2生が『連立方程式』を勉強しています。
『連立方程式』ほど差がつく単元はないですね。
速い子はもう文章問題も終わりそうですし、遅い子はまだ加減法をやっています。
速い子と遅い子の差は、『計算ミス』があるかないかです。
連立方程式は、xとyの両方を同時に正解しなければいけませんので、けっこう、ハードルが高いのです。
‘xとyの両方を間違える子もいますが、多くは、xは合っているがyを間違えてしまうパターンです。
間違いがあれば先に進めませんので、当然、差が生じます。
連立方程式に限らず、計算ミスが多い子の特徴は、
? 字が汚い。(自分で自分の字を読み間違える)
? 移項等の途中式を省略して暗算でやってしまう。
? どこに何が書いてあるかわからない。(あっちこっちに書いてある)
です。
原因がはっきりしていますので、後は直す気があるかどうかです。
何事もそうですが、本気で変えたい、直したいと思うなら、実際に行動に移さなければいけません。