[2017年9月22日]
秋晴れの気持ちの良いお天気ですね。明日は息子の幼稚園の運動会!幼稚園最後となるので、今日のような良いお天気であることを期待したいです。
昨日の夕方の授業後、我が啓新セミナーの第1期生の生徒が遊びに来てくれました(^O^)/。すっかり大人になって・・・と言いたいところですが、既に社会人となって数年たっていますが、雰囲気はここに通って来てくれていた頃と殆ど変らず、お迎えを待っていた現塾生の中3生の子と並んでも変わらず可愛らしく、そのまま教室にいてもわからないな〜という感じでした(^_^;)。
卒塾して何年か経ちますが、授業の終了時間を覚えていてくれて、その時間にあわせて寄ってくれました。何かの折に思い出して、こうして遊びにきてくれるのは本当に嬉しいものです。彼女と過ごしたのは開校初年度でしたので、およそ8か月でしたが、高校のときも、就職が決まった時も顔を見せに来てくれます。いつか、彼女がお母さんになった時に会えるとイイね〜なんて話して別れました。そんな日が来るのを楽しみに頑張りたいと思います。
さて、今週から上山中の定期テストの答案返却が始まりました。数学で100点や99点という高得点や、入塾時は英語で60点台だったのに80点台後半を安定的に取ってこられるようになった子など、順調な伸びを見せる子もいる反面、なかなか思ったような得点とならない子もいます。全教科の答案がそろい次第、いつもの「振り返りシート」を作成に入ろうと思いますが、週末にかけ答案から見られるそれぞれの課題、今後の学習方針を一人一人考えようと思います。
定期テストで高得点を取ってくる子には共通点があります。宿題をきちんとやってくる、小テストを1回で合格できるようにしてくるなどは、勿論ですが、授業中でわからない問題・出来ない問題に出会ったときの対処の仕方が共通しています。
高得点を取ってくる子は、出来ない問題に遭遇したとき、自力で出来る所までトコトン調べる・考えることをします。英語や国語など語学系の学習では、【解けない=言葉の意味、つづりがわからない】が第一歩です。特に英語では読めない、意味が分からない単語は本人で自覚できます。わからない単語や表現があるのに、調べもしないで、「う〜ん」と考え込んでも、それは「勉強しているフリ」に過ぎません。わからない・読めない単語は眺めていても分かるはずがないからです。そんな時にすぐに「わかりません」と言って質問する子は、なかなか伸びてきません。
例えば、英文を和訳する問題を間違えたとき、まずは、辞書で意味を確認する、用例を探すなどをし、取りあえずその得た情報をもとに再度チャレンジ=和訳をしてみることです。授業の中で様々な問題を解いている時、全ての問題が解けなくても当たり前のことです。その時にどれだけトライ&エラーを繰り返すことが出来るかが重要で、これは思考力というより忍耐力が問われます。
数学でも同じです。解いた→バツだった、この時に問題をジ〜っと眺めていても解けるようになるはずがないのです。まずは、自分の解いた計算式を見なおす、問題文を図式化してみるなどのトライが必要です。
私たちの指導では、このリトライすることに重点を置いています。出来なかった問題を手取り足取り、一から十まで解法を教えることが成績の伸びに繋がらないからです。子どもたちがリトライをしている間、どんなやり方をしているかを見れば、正答に向かっているのか、全然違う方向に向かっているのかは分かります。しかし、まずは一旦、そのリトライの子どもたちなりの結論を出させるようにしています。○か×かも大切ですが、長い目で見たときにそこで思考錯誤することに意味があるからです。当然のことながら、私たちの忍耐力も問われます。
『ち〜が〜うだろ〜』と、最近の話題のセリフが何度となく出そうになるのをこらえながら、子どもたちとの『我慢比べ』をする日々です。次の定期テストまではすでに2ヶ月をきり、子どもたちとの『戦い』はまだまだ続きます。子どもたちには、私たちのパワーに押されることなく戦っていってもらいたいと思います。