[2017年9月29日]
今週に入り一気に季節が進みましたね。一昨日から昨日にかけては一気に10度も下がり、今朝は本当に寒く布団からなかなか出られませんでした。あちらこちらの街路樹も色づいて秋が深まってきたことを感じられる日々ですね。昨年は秋を通り越して一気に冬到来!でしたが、今年はゆっくり秋を楽しみたいものです。
今週は上山中の生徒さんに定期テストの振り返りをしています。前回の定期テストで書いた振り返りシートと今回の答案用紙を確認し、次回の定期テストに向けてどう取り組むべきかを自分自身で考える時間を設け振り返りシートを作成させています。
子どもたちが書いたシートからはテストに対する姿勢がよく表れています。確実に得点、順位を伸ばしている子はやはり振り返りも的確で、自分の弱かったところ悪かったところがよく見えています。逆に伸び悩んだり、得点、順位を落とす子は自分が何をして何をしなかったかという自分の行動に対する記憶が曖昧で、結果として「次は頑張る」と小学生のような言葉の羅列となっています。
何においても『結果』には必ず『原因』があります。テストで計算ミスをする、単語・漢字を書き間違える子は、普段の学習でも同じです。普段から丁寧に書く、きちんと漢字を使うなどが出来ている子はミスをしません。テストのときたまたま「うっかり」したなんてことはありません。「うっかり」をしてしまう程度の努力しかしていないから結果に結びつかないだけです。
書き終わったシートを読み、一人ひとりにそうした普段の取り組み姿勢、日常生活での過ごし方をアドバイスしますが、当然ながら子どもたちにしてみれば「嫌な事」「ウザいこと」を連発されるため、嫌な顔・切ない顔をする子は多くいますが、今回の反省を次の定期テストに是非つなげてもらいたいと思います。
また、今回のテストで過去最高の得点を取った子が何人かいますが、その子達にも改善すべき点はいくつかあります。出来たこと、頑張ったことを認めおおいに褒めつつ、次のステップに向けて話をしました。ご家庭でも『過去最高』ということは今まで以上の努力をしたことの結果ですので是非是非お子さんを褒めて頂ければと思います。出来れば『ご褒美のケーキ』を・・・。
定期テストの結果によって様々なご褒美を用意されているご家庭があることよく耳にします。しかし、ゲーム機や携帯電話などの「モノ」ではなく、プチ贅沢なケーキなどの形に残らない食べ物などが良いと思います。定期テストのご褒美に数千円〜数万円もするような高額の機器類は私は良いと思いません。頑張ったことに対する『ご褒美』はあっていいかとは思いますが、過分なご褒美は一時の動機づけには繋がっても長続きしませんし、達成できなかった時の脱力感は勉強に対する意欲を奪うだけです。
11月には再び定期テストが行われます。それに向けて奮起させるために高額な「ニンジン」をぶら下げるようなやり方は得策とは思えません。『物欲』ではなく『胃袋』を満たす―そんなご褒美を是非ご検討ください。