[2017年10月27日]
今日は気持ちの良い秋晴れですね。先週末から今週初めは台風の影響がすごかったですね。我が家は古いので一日中ガタガタ、バタバタものすごい勢いであちこちが揺れていました。
気分は3匹のコブタです(^_^;)。今日のような天気が少しでも続くとイイですね。
間もなく中学校では定期テストが行われます。ということで、今週末からは『定期テスト対策授業』を始めます。各定期テストは内申書に関わる大切なものです。それだけでなく、各単元の内容をきちんと理解することが高校入試に繋がる学習の一歩です。塾生の殆どが「対策授業」に参加し、中には1コマ3時間の授業を連続して受講する生徒も何人かいます。生徒それぞれが目指す目標点に向けて対策授業・通常の授業ともに私たちも頑張りたいと思います。生徒の皆さんも塾の授業だけでなく、日々の家庭学習をしっかり取り組んでもらいたいと思います。
日が落ちるのが早くなる秋から冬にかけてのこの時期、小学生の保護者の方から「習い事」に関するご相談をよく頂きます。学校や外遊びから帰ってくる時間が早くなり、家で過ごすことが増えるからでしょうか。新しいお稽古を始めようかどうしようか?と考えられるのでしょうね。10年ほどぐらい前から、小学生さんの忙しさに驚かされることが多くなりました。月曜から土曜までびっちり何かしらをやられていらっしゃる方や、中には1日で2つの「習い事」をはしごする方も少なくありません。
各ご家庭でお考えがあってそれぞれの「習い事」をさせていらっしゃるのだと思いますので、たくさんの習い事をすることは良いとも悪いとも思いません。ただ、新しい習い事をする時には是非、保護者の方はある程度の『先』を見据えてスタートすることをお勧めいたします。
例えば、音楽系の習い事であれば、上達するためにはやはり日々の練習が必要です。初めはそうでなくても段々レッスンが進むと練習時間もそれ相応に必要となってきます。これはスポーツでも同じです。上達しようと思えば、週に数回、練習をする程度では上手くなりません。野球のイチロー選手は1年のうち360日は練習したと聞きます。本当にそのスポーツが好きで、相応の選手レベルにまでなりたいのであれば、自宅でも日々筋トレや基礎トレは欠かせないでしょう。そして、学年が下がれば下がるほど、それぞれの練習やトレーニングに親が手をかける必要も出てきます。
しかし、単に興味があり、趣味程度できれば良いということであれば、練習はそれほど必要ないかもしれません。であるならば、わざわざ習いに行かせるのは何のためか?という根本的なことを考えて頂きたいと思います。
「興味を持ったことにチャレンジさせたい」―という親の気持ちはよく分かります。子どもたちは新しいことに興味を示すものです。「体験会」などに行けばやってみたくなるのも当然でしょう。一度始めた「習い事」を続けるか?嫌になったらやめるか?はご家庭によって考え方がそれぞれでしょうが、本当に子どもの「興味を大切にしたい」のであれば、ある程度の年数は続けられるようにしっかりとしたサポートを保護者の方が「しようとする」覚悟が必要ですし、保護者の方の日々の予定と併せて『続けてサポートできるか?』という視点も必要かと思います。
数多くの習い事をすることで、その中に、一生続けていくことが出来るものに出会うこともあります。しかし、それぞれのことをさせるに当たって、それに向かって一生懸命取り組む「覚悟」を親がまず子供に示すことが大事だと思います。親がどれほど本気になって真剣にその習い事に向かっているかの姿勢を示せるかどうかで続くかどうかも決まりますし、興味が活かされるかどうかも決まると思います。