[2017年11月6日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
先日、息子の幼稚園のサッカー大会を見に行きました。
11月の割にはよく晴れて暖かい日でしたので、子どもたちは必死でしたが、見ている方はピクニック気分でとても和やかに観戦することができました。
うちの子はサッカーなんかまったくやったことがないので、ボールにさわることすらできないだろうなと思っていたのですが、幼稚園特別ルールで、サッカーを習っている子もうちの子のような初心者の子も楽しめるような『お楽しみ会』的な大会でした。
さすがに習っている子は鋭いシュートを放っていましたが、うちの子も一生懸命ボールを追いかけてなんとかさわっていました。
シュートがうまく打てなくて悔しかったということを家に帰って話していて、親としては結果よりも一生懸命参加したことが何よりもうれしかったです。
現在、中2生が『1次関数』、中3生が『2乗に比例する関数』、中1の一部の学校が『比例・反比例』を学習しています。
関数が苦手な子が多いですね。
これは中学生に限ったことではなく、高校生も苦手です。
高校生になると、『2次関数』、『三角関数』、『指数・対数関数』『微分・積分』、・・・と関数がいやっというほど登場します。
関数の難しいところは、1つの式を、関数と方程式の両方の面でとらえなければいけないところだと思います。
例えば、3x−6=0 という式。
これは中1の『1次方程式』ととらえることができますし、中2の『1次関数y=3x−6のx軸との交点のx座標を求める式』ととらえることもできます。
また、 2x+8=−x+5 という式も、中1の『1次方程式』ととらえることができますし、中2の『1次関数y=2x+8とy =−x+5との交点のx座標を求める式』ととらえることもできるのです。
教える側とすれば、「交点の座標を求めるには、連立方程式を解けばいいんだよ」と簡単に言ってしまいますが、子どもたちにすれば、「なんで関数の問題なのに、方程式を解かなければいけないの?」という感じなのです。
これが高校生(数?)になると、例えば、x2(xの2乗)−4x+10>0 という2次不等式の問題は、x2(xの2乗)−4x+10 の部分が因数分解できず、解の公式も使えない(ルートの中がマイナスになってしまう)ので、y=x2(xの2乗)−4x+10 のグラフを描いて考えなければいけないのです。
この手の問題は、どの子も「なんで不等式の問題なのにグラフを描かなきゃいけないのですか?」と必ずって言っていいほど聞いてきます。
中学生も高校生も、「こんなもんか」とサラッと流して進んでいける子は案外あっさりと克服できるのですが、考え込んでしまう子はなかなか先に進むことができません。
関数と方程式は『別物』でなはく、とらえ方が違うだけであった元は同じです。
あまり深く考えないで、「こんなもんか」と思ってどんどん先に進んでください。