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啓新セミナー

[2017年11月27日]

人の話を聞きましょう

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

中学生の定期テストが終わり、答案が返却され始めています。
まだ平均点も順位もわからないのでなんとも言えません。
今は返却された一人ひとりの答案をチェックして、テストの難易度はどうだったのか? どんな問題ができていて、どんな問題を間違えたのか? 等を分析しています。 

一番多い間違いは、問題文の読み違いですね。
記号で答えなければいけない問題を用語で答えたり、関数の問題で、x座標、あるいは、y座標だけを答えればいいところを、( , )で答えたり、・・・
授業中何度も指摘したところなのですが・・・
ミスをしたくてした人はいないと思うのですが、こういうミスはなかなか直りませんね。

問題文を読み間違える子というのは、普段から読み間違い、聞き間違いをしているように思われます。
「1番と2番の問題が終わったら教えて」と言ったのに、1番だけ終わって教えたり、逆に最後まで全部終わってから教えたり、また、宿題記入表に「P100〜105」と書いてあるのに、「P100〜103」までしかやってこなかったり(この場合、確信犯もたまにいますが)、・・・
これは成績が良い悪いは関係なく、要は『人の話を最後まできちんと聞いていない』ということなのです。

『人の話をきちんと聞く』というと、じーと耳を澄まして一言一句漏らさないで聞くようなイメージがあるかもしれませんが、そうではなく、大事なところはきちんとメモを取るということなのです。
普段からメモを取ったり、チェック(線を引いたり、○で囲んだり)をしたりしている子の問題用紙には、ちゃんとメモやチェックの跡があり、問題文を読み違えることはまずありません。

人間というのは、忘れやすいですし、思い込みで行動してしまうもの。
ですから、人の話を聞いているようで聞き逃したり、問題文を読んでいるようで実は最後まで読んでいなかったりするのです。

読み違い、聞き違いをしないようにメモを取りましょう。
これだけでミスはぐんと減ります。


今週は高校生の定期テストです。
寒い中、昨日、一昨日と朝早くからがんばって勉強していました。
高校生のテスト対策は、わからない問題の解説が中心なのですが、わからない問題がたくさんありすぎて、1回3時間の対策授業もあっという間に終わってしまうという感じです。
塾では『解決』で精一杯ですから、家に帰って、自力で解けるかどうかもう一度問題を解いて確認してください。
『解決』しただけで満足しないように!