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啓新セミナー

[2018年2月12日]

『努力の跡』を残そう

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

毎週毎週『最強寒波』がやってきて嫌になりますね。
毎朝雪かきをするのが日課になっています。
人間というのは不思議な生き物ですね。以前は雪かきをすると体のあちこちが痛くて痛くてしょうがなかったのですが、今ではもう慣れてしまったのか、まったく痛くありません。
やはり『続ける』と『慣れる』ですね。
とはいえ、もう降らないでほしいですね。

先週に続いて、高校1年生が『無料体験チケット』を使ってテスト勉強に来ていました。
先日来ていた子たちは、数Aの図形を勉強していました。
その子たちが言うには、「どういうときに、チェバの定理を使って、どういうときに、メネラウスの定理を使えばいいかわからない」とのこと。
毎年毎年聞かれるのですが、残念ながら『こういうとき』という明確な答えはありません。
どちらも公式は同じなのですが、チェバの定理は『点』に注目する定理で、メネラウスの定理は『直線』に注目する定理ですので、『こういうとき』とあえて言うならば、もとになる三角形と『点』か『直線』を見つければいいということになります。
でもそう簡単には、注目する三角形や点・直線が見つからないので悩んでいるのでしょうね。
チェバ・メネラウスを克服するには、先ほどの雪かきじゃありませんが、『慣れる』まで『試す』しかないと思います。
自分で図を描いて、「この三角形とこの点ならば・・・」「この三角形とこの直線ならば・・・」という感じでやってみるしかないと思います。

少し話は変わりますが、高校生に限らず、今の子たちの問題集は何も書き込まれてなくてすごくきれいですよね。
文系教科ならまだしも、数学や理科なんかは、書いては消して、書いては消しての繰り返しで、問題集が擦り切れそうになっていてもおかしくないのに。
自分の力でなんとか答えを出そうと、必死にトライする子が減ってきたのかもしれませんね。
問題集は人に見せるものではありませんから、きれいに使う必要はありません。
気づいたことや調べたこと、途中式などをどんどん書き込むことで頭の中が整理されて、正解にたどり着くのです。
もっと汚く?使いましょう!

今日は祝日ということで、これから中高生の『定期テスト対策』です。
問題集とにらめっこしているだけでは何の成果は得られません。
手や体を動かして、どんどん『努力の跡』を残していってほしいですね。