[2018年3月16日]
今週はようやく待ちわびた「春到来!!」と思いきや、今日は一気に気温が下がり、季節が戻ったようですね。日々の寒暖差が大きいだけでなく、まだまだ風が冷たいので皆さんもどうぞお体お大事にお過ごしください。
今週水曜日は新潟県公立高校の合格発表がありました。今年度も近隣の高校の倍率は非常に高く狭き門となりました。今年度の入試では英・数ともに難しかったですね。また、筆答検査Aの英語の問題では、英文と資料の二つを正確に読み取るだけでなく割合を使った計算問題まで出題され驚かされました。
また、全ての教科を通して、文系科目だけでなく理系科目の問題でもかなり多くの文章を読み取らなければいけない問題内容でした。公式を覚えたり計算ができるだけでなく、国語の読解能力がベースとして備わっていないと、どの教科でも苦戦する、そのような問題ばかりでした。
2020年度から小学生の英語が教科化されることで英語が注目を浴びていますが、入試問題を見ると、国語=日本語の力の土台がまず構築されていることが前提条件で問題が作成されていることが分かります。新潟県の国語の問題は全国的にみてもかなり難しいものではありますが、あのレベルの文章を読み理解できることが中学3年生には求められているのです。
英語の長文読解である大問4の論説文も単に英単語や英語の構文が分かるだけで読み解くことが出来る内容ではありません。今回の入試問題で全ての教科の土台となる『日本語の力』の重要性を改めて考えさせられました。
現在の中学2年生以下の学年の方は是非『日本語力』というものを培う学習をしていってもらいたいと思います。
さて、今年度の啓新セミナーの卒業生の合格実績をご報告いたします。
新潟高校(理数科)=1名
新潟南高校(普通科)=3名
新潟江南高校(普通科)=1名
新潟商業高校(国際教養科)=2名
巻総合高校(総合科)=1名
新潟第一高校(普通科)=2名
東京学館新潟高校(普通科)=3名
北越高校(普通科)=1名
今年度の卒塾生の中には啓新セミナー開校時からおよそ7年のお付き合いとなる生徒さんもいらっしゃいました。今年はスポーツや音楽活動などで一足早く卒塾する生徒さんもいらっしゃいましたが、こうして全ての生徒が卒塾する3月は、子どもたちを送り出せホッとする気持ちとともに、長く一緒に過ごしてきた生徒さんとお別れする寂しさを感じます。ですが、卒塾した子供たちには、志望校を目指して頑張ってきた自分に誇りを持ち、春からの新生活では中学時代以上の頑張りと輝きを見せてくれることを心から願っています。