パソコン版を見る

啓新セミナー

[2018年4月27日]

一味違う連休を・・・

日々のそして昼夜の寒暖差が大きい毎日ですね。先週の日曜日は春を通り越して夏になったかと思うような一日でしたが、火曜・水曜は雨が降りちょっと肌寒い一日と・・・。新学期が始まって約1カ月が過ぎようとしています。そろそろ新学期の疲れが出始める頃ですので、子どもたちもそうですが、保護者の皆様もお体大切にお過ごしください。

さて今週末からはゴールデンウィークが始まりますね。そのせいか子どもたちの様子はどこか落ち着かないというか、ウキウキしている雰囲気がじわじわと感じられます。とは言うものの、中学生は5月末には今年度最初の定期テストが待っています。連休もあり、部活動も忙しくなるこの時期、なかなか落ち着いて勉強に向かうのは難しいかとは思いますが、メリハリのある生活を送りテストに備えてもらいたいと思います。

今回のテストではネックとなるのは理科・社会・数学ではないでしょうか?英語は中学1年生はまだまだそれほど勉強が進んでいませんし、中2・3年生は前学年の最終単元の学習内容と現学年の最初の単元がかぶっていますので、新しい内容はそれほどありません。基本的な単語練習や本文練習をきちんとしてさえいれば、それほどハードルは高くないと言えるでしょう。

しかし、理科・社会・数学は前学年の学習内容に新しく現学年の内容が付け加えられるため、学習すべき内容が多くなります。また、春休みに中学2・3年生は前学年の学年で使用していたワークが課題となっていましたが、それらも今回のテスト範囲とされる可能性が高いのです。これらのことを考えると、子どもたちにとって楽しい楽しい連休ですが、やるべき時間をしっかり確保しておかないと、一気に成績がダウンすることが考えられます。

また、中学1年生の場合は、まだまだ小学生気分が抜け切れていない子と中学生になって勉強に対して小学生までとは違うことを自覚し取り組んでいることの差が大きく開き始めています。英語の小テストをすると、ほぼ完ぺきに満点を取ること、全く書けない子とはっきり2極に分かれます。

しかし、全く書けない子たちは練習をしていないわけではないのです。練習はしたのです。しかし、『練習した』だけなのです。小学生の頃の漢字ドリルの取り組みと一緒です。ただ言われた範囲の単語、文章は一通り書いてはいるのですが、『覚える』ところまではやっていないのです。「英単語・英文を書く」ことは覚えるための「過程」であって、それ自体が目的ではないということがまだ、わかっていないようですね。(もともと小学生時の漢字ドリルも『書く』ことが目的ではないのですが・・・)

中学の定期テストは小学生までのテストとは訳が違います。4月のはじめの授業で『定期テストに向けて』の冊子をお配りしていますので、もう一度目を通して、どれだけのことをやらなければいけないのか?是非親子でしっかり確認していただきたいと思います。小学生まではお休みはお休みとして「しっかり遊ぶ」というのが小学生さんの一つの役割としてOKでしたが、中学生になったらそうはいきません。『今までとは違う』ということを意識して過ごしてもらいたいと思います。