[2018年6月1日]
そろそろ梅雨が始まるのでしょうか?どんよりと雲に覆われることが多くなりましたね。今日も午前中は曇り空のうえに6月とは思えないくらい寒かったですね。午後になり暑くなってきましたが、お天気が安定しないと体調を崩しやすいので、皆様お体お気をつけ下さい。
さて、上山中では今年度初めての定期テストが終わりました。定期テスト初体験となる中学1年生さんたちは昨日の授業では、どの子もぐったりとした様子でした。ぐったりしていたのは1年生だけでなく2・3年生も同様なのですが・・・。テストの感想を聞くと多くの子が『意外と簡単だった。』と言うのですが、結果は・・・見てみないとですね(^-^;。
『○○の教科に時間がかかって、△△の教科もしくは、練習ができなかった』と子どもたちはよく言います。結果を見てみると、△△の教科の学習を削ってまでしたという主張の割に〇〇の教科の出来は良くないことが多々あります。何かの教科に時間がかかって・・・というのは単なる『逃げ口上』にすぎないのでは?と思います。
そもそも全体的な家庭学習の時間を確保できていないため、直前まで学校のワーク手がついておらず、慌ててやろうとしたら、意外とある教科・単元に時間がかかってしまい、それ以外をやる時間が作れなかった―そんなところでしょうか。
テストや入試まではカウントダウンです。日々“当日”までの時間が減っていくのです。テストで思うような得点を取るためにやるべき学習課題、やるべき量は決まっています。自分がより高い得点を目指すのであれば、それなりの量をこなさなければ点にはなりません。
また、中学の学習は小学校時代の基礎の上に成り立っています。当然ながら、小学生時代の積み残しがあれば、やるべき量・時間は自ずと増えてきます。
必要なことをするためにはいかに時間を確保するのか?限られた時間の中でどれだけ効率よく取り組めるか?-そんな時間管理力も必要なのです。うまく時間を管理できないとなれば、目標とした得点に近づくことは出来ません。また、テストでは〇分やったから、〇回やったから得点できるものではありません。『やるべきことを必要なだけやったかどうか?』です。やった量に応じた結果が出るのです。高みを目指すのであればそれなりのことをするべきです。
子どもたちによく言うのですが、『学習は選択』です。日々何かしらの努力を重ね、時には我慢もしてでも得点がとることができる自分を目指すのか?その努力・我慢をしないで、目指す得点をとれない自分に甘んじるか?―どちらかだと思います。選ぶのは子どもたち自身です。しかし、より良い選択ができるようにサポートするのが周囲の役目だと思います。
子どもにとって勉強は辛く嫌なものである場合が多くあります。しかし、より多くの知識を得ることで、その子の世界を広げてくれるものだと思います。私の母は私が子どもの頃、『服やお金は無くなってしまうことがあるけれど、頭の中に入った知識や知恵だけは誰にも奪われることがない唯一の財産だ』と、よく言いました。子どもたちにそんなたくさんの『財産』をつくっていけるよう、しっかりとサポートしていきたいと思います。