[2018年7月2日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
急に暑くなりましたね。
汗をかくことが大嫌いなので、毎日まいっています。
でも大人はぐったりでも、息子は元気ですので、休みの日はどこかへ連れて行かなければ・・・
ということで、秋葉区の新津美術館の『ぼのぼの原画展』に行ってきました。
今まで全く見たことがなかったのですが、じっくり見ると、結構シュールで面白いマンガでした。
館内では、原画展の他に、段ボール迷路や塗り絵などもあり、息子も大満足でした。
暑い日は室内に限りますね。
現在、中学2年生が連立方程式を学習しています。
毎年のことですが、「昨年の男子の人数が〇人、女子の人数が◇人で、今年は男子が△%増加して、女子が□%減少して・・・」という問題でみんな止まります。
「『割合』が大事だから、小学校の勉強をしっかりやろう!」ということを言いたいのですが、今年はそれ以前に、例えば、1−0.04 という計算が 0.96 になることが分からない子が多い!
1−0.04=0.06 になってしまうのです。
よくよく見てみると、1−0.04=0.06 となってしまう子は、筆算がきちんと書けない、きちんと書く方法を身に付けないまま中学生になった感じです。
小学校の頃は、マス目のノートを使っていましたので、マスの中に数字を書けば、あまり意識をしなくても、縦横の通りがきちんとそろった筆算を書くことができましたが、横線のノートを使うようになると、縦横の通りがそろうように自分で意識して書かないと、めちゃくちゃな筆算になってしまいます。
めちゃくちゃな筆算では、正しく答えがでません。
正しい理解には、途中式をきちんと正しく書くことが大事ですね。
これと同じようなことが、中学1年生にも言えます。
現在1年生は、『1次式の計算』を学習しています。
速く進むことそうでない子との大きな差は、「途中式をきちんと書いているかどうか」です。
速く進む子も当然間違えます。
でも間違えても、途中式がきちんと書いてあるので、どこで間違えたかがはっきりわかり、間違い直しが早く終わります。
それに対して、途中式を書かない子は、間違いが目に見えないので、どこで間違えたかがわからずに、何度も同じ間違えた答えに行きついてしまうのです。
1問間違い直しをするのに、10分も差がつくこともあります。
途中式をきちんと書いても、10分もかかりません。
どこで時間をかけるか? かけるべきか? よく考えて取り組みましょう。