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啓新セミナー

[2018年8月31日]

子どもの宿題

ようやくなが〜い夏休みが終わり、小中学校ともに授業が始まりました。多くのお母さん方はホッと一息されていらっしゃる頃ではないでしょうか?かく言う、私も今週から息子の新学期が始まり、ゆる〜っとした毎日を過ごしています(^_^;)。

今日は朝からものすごいお天気ですね。ちょうど子どもたちが学校に行く時間帯の大雨でしたね。学校が始まってすぐのこの時期は体調も崩しやすいので雨にあたって風邪などをひく子がでないかな??と心配です。どうぞ皆さん、体調にはお気を付けください。

さて、学校が始まったばかりではありますが、多くの公立中学校では定期テストの時期となります。黒埼中や小針中は昨日と今日が期末テスト。夏休みの頑張りが結果に繋がるよう願うばかりです。

上山中・寄居中・高志中は再来週にテストとなりますので、ここからの10日間が勝負どころです。まずは提出するワーク・プリント類などやるべき課題をしっかりやる、弱点単元の復習をしっかりするなど、テストに向けてしっかり取り組んでもらいたいと思います。

中学1年生の国語の今回のテストでは文を「文節」や「単語」に区切る問題が出題されます。この単元では全くひっかることなくスラスラと取り組める子と、手も足も出ない子の二極にはっきりと分かれます。これは中学に入ってから新しく学習する内容ではなく、小学生で学習したことを少し深めた内容です。ですから、手も足も出ない子は、中学に入ってから国語の学習につまずいたのではなく、小学生の時の『負の遺産』によるものです。単語と単語がまとまり=文節をつくり、文節が組み合わさって一つの文が出来ます。そうした「単語」や「ことばのまとまり(文節)」というものを意識できているか?が土台となります。この土台を作るのが、『音読』です。

我が家の息子は小学1年生ですが、学校に入って始めに出された宿題は、教科書の音読でした。同じ内容をつっかえながら読むのを何度も聞いてあげるのは大変だな〜とは思ったのが正直なところです。

しかし、「ことばの学校」の授業で音読をさせると家庭でそれまでに『音読』をきちんとしている子とそうでない子の差は歴然としています。そして、この『音読』がスラスラできる子とそうでない子の「ことばの力(語い力)」の差は非常に大きく、文章の理解力も段違いです。小学生の時分の『音読』の出来不出来が、その後の国語の学習に大きく影響していると言えるのだと思います。また、全ての教科の教科書も、テストの問題も全て日本語で書かれています。一つの文をきちんと読むことが出来るーこれが最も重要な学習の土台だと思います。

学校が始まり、学校の宿題も再開となり、日々の家事に加え子どもの宿題をみる時間もとるのもままなりませんが、小学生時の家庭学習のその後の影響力の大きさを考えると、大切な時間だと思います。高校入試は小1から中3までの9年間の学習で決まります。子どもたちには新学期スタートで頑張ってもらいたいと思いますが、同時に私も頑張らねば!!と改めて気合を入れ直した今週でした。