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啓新セミナー

[2018年9月10日]

言い換える

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

先週は雨降りの日が続き、急に涼しくなった、というより、寒くなりましたね。
昨日はさすがに寒すぎましたので、思わず厚い布団を引っ張り出してきました。
急に暑くなることも考えられますので、体調管理が難しい季節ですね。

週末は、中学生の『前期期末テスト直前講座』を行いました。
雨の中、朝早くからご苦労様でした。
夏期講習である程度仕上がっていましたので、授業というよりは、『最終チェック』という感じで進めました。
理科・社会は、教科書に出てくる用語を一問一答形式でチェックし、あとはテスト形式で問題を解きました。
用語は間違えても自分で教科書などを確認すれば、解決できるのですが、問題は理科の『計算問題』ですね。
1年生は、地震の発生時刻を求めたり、震源からの距離を求めたりする問題で、3年生は、仕事の原理を使った問題です。
特に1年生は、下のような『グラフを読み取る問題』が苦手ですね。

 img1
グラフから波の伝わる速さを求める問題が出ているのですが、これを、「P波は30?の距離を、5秒間で伝わった。P波の伝わる速さは?」と言い換えてあげれば解けるのですが、自分の力ではそれを読み取ることができません。
理科に限らず、この『言い換える』って難しいですね。
ではどうしたら『言い換える』ことができるか?
例えば、波の速さを求める問題ならば、
「速さを求めるのに必要なもの?」⇒「移動距離と時間がわかればOK」
では、「移動距離と時間を求めるには?」⇒「グラフの縦軸と横軸を読めばいい」となり、先ほどの「P波は30?の距離を、5秒間で伝わった。」につながるのです。
もちろん、いきなりこのようにうまく『言い換える』ことはできませんが、練習すれば必ずできます。
また、頭の中だけ考えることはできないと思いますので、メモリーツリーのように書いて考えることをお勧めします。
練習あるのみです!


今週は、上山中、寄居中、高志中等の『前期期末テスト』です。
学校のワークがまだ終わっていないのは問題外ですが、必ず直前に『間違えた問題の見直し』をしましょう。
けっこう忘れていること、勘違いしていることがあるはずです。
あとは、先月のおたよりに書いたように、「寝る前に暗記→起きたらチェック」をしてテストに臨んでください。
定着します。
(徹夜で勉強するという愚かなことはしないように!)