[2018年9月28日]
またまた大きい台風が接近していますね。今年は猛暑に台風にとお天気に悩まされますね。先日の台風では各地で大きな被害が出ましたが、今回の台風ではそうならないこと祈るばかりです。
さて、今日は、鳥屋野小でマラソン大会。良いお天気に恵まれて何よりです。昨日の小学生の授業では、「○位になりたい!!」と意気込む生徒もいれば、「はぁ〜」とため息つく生徒もいました。私は走るのが苦手だったので、ため息をつく生徒に共感してしまいますが、秋晴れのまさにマラソン日和と言える日ですので、楽しみにしている子もそうでない子も、是非楽しんで頑張ってもらいたいと思います。
今週は、先週に答案返却があった学校の子どもたちに期末テストの「振り返りシート」を作成してもらっています。今回のテストでは殆どの生徒が順位を上げ、中3生では過去最高の順位となる子も多くいました。夏休みに毎日のように夏期講習に参加した生徒も少なくなく、そうした頑張りが結果となって表れたことを非常に嬉しく思います。
また、中1・2生も、過去最高の順位をとったり、学年の上位に入る子も多くいて、この結果が今後の自信に繋がることを願っています。
英語の結果を見ると、やはり毎回の単語や本文テストを頑張っていた子は、頑張っただけの結果となっています。日常的に使わない言語を理解し、問題に答えられるようにするには、まずはその『ことば』を理解し覚えることが大前提となります。単語や本文を理解してはじめて「問題を解く」スタートラインに立てるのだと思います。先週のブログでも書きましtが、やはりそうした学習の順序をちゃんとすることは大切ですね。そのような英語の結果から他の教科を見てみると、やはり同じことが言えるかと思います。
例えば、国語の漢字では、ただひたすらドリルの漢字を書いているだけでは覚えることは困難です。一つ一つの漢字や言葉の意味をきちんと理解しない状態では、読み・書きともに出来るようになりません。同様に、社会や理科の用語を説明するような記述問題でも、その用語の意味や出来事・事象の背景となるものを理解していなければ、問題に答えることは難しいでしょう。
それぞれの言葉や事柄を理解したかどうか?は自分で「覚えた!」と思ったことを他の人に説明できるかどうか?で確認すると良いかと思います。学習した内容をお家の人でもお友達でもいいので説明して伝わるかどうか?で自分の理解度をはかることが出来ます。きちんと理解できていることは他の人にも説明できますが、自分自身の理解が曖昧だと説明することが出来ません。授業の中でもよく、子どもたちに「どういうことか説明してごらん」ということがありますが、それはその子が学習内容をどのぐらい理解できているかはかるためです。
以前、何かの番組で、ロザンの宇治原さんが、『受験勉強の時に、学習した後に部屋で自分でその内容の授業みたいなことをしていた』と話していたのを聞いたことがあります。例え聞く相手がいなくても、声に出して、『これはこうでこういうこと』と言ってみることによって、理解を深めることが出来るのだと。また、今まで指導した生徒の中にも、『友達に説明しているうちに、より深く理解することができた』と言う子も多くいました。
学習において大切なのはインプットとアウトプットを繰り返すことです。答案用紙に答えを書くという行為は、アウトプットですから、試験勉強の際にひたすらインプットだけを繰り返すのではなく、ある程度インプットをしたら、アウトプットをすることが肝心です。
問題を解く=アウトプットではありますが、問題を解く前に、誰かに(もし、誰もいなければ、その辺に置いてあるぬいぐるみにでも)声に出して説明をすると良いと思います。声に出して説明してみることで、自分の理解が曖昧かどうかを自己判断することもできます。
【わかる=出来る】では、ありません。『わかる』が真の意味での『わかる』でないと『出来る』にはならないのです。真の意味での『わかる』にするためには、自分の『わかる』度合いをはかる正確な「ものさし」を持つことが大切なのでは?と思います。その「ものさし」の一つに『人に説明できる』があると思います。
テストが終わったばかりではありますが、次の定期テストまで1ヶ月半しかありません。是非、家庭学習で『ミニ授業』をしてみてください。