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啓新セミナー

[2018年10月29日]

情報

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

一昨日の土曜日から、中学生対象の『定期テスト直前対策講座』が始まりました。
雨の降る中、しかも朝早くからお疲れ様でした。

前期の対策のときは、あくびを連発していた中学1年生も、1回3時間授業に慣れたようで、最後まで集中して取り組んでいました。
この調子であと2週間、しっかりがんばっていきましょう!


テストが近付くと、質問を持ってくる子が多くなります。
教科書の問題、学校のワーク・プリントの問題、・・・
わからないことをきちんと解決することはとても大事なこと。
質問は大歓迎です。

でも、教科書にしろ、ワーク・プリントにしろ、どの子もとにかくすごくきれいな状態で持ってきます。
「ほんとうに必死で考えたのか?」と疑いたくなるくらいまっさらな状態なのです。

先日も中学3年生の子が関数の問題がわからないとプリントを持ってきました。
「放物線y=2x2(2xの2乗)と直線y=ax+b が2点A、Bで交わっていて、そのx座標が−3と2であるとき、a、bの値を求めなさい。」という問題の解き方がわからないというのです。

わからないのを責める気はもちろんないのですが、プリントにはグラフが描かれていますので、せめてわかっている情報をそのグラフに書き込むことぐらいはしてほしいです。

 ↓(こんな感じ)
 img1
算数・数学が苦手な子が多いですが、その子たちに共通することは『図やグラフを活用しない』こと。
問題文をじーとにらめっこして答を出そうとするのです。

せっかく描いてあるグラフなんか見もせずに、問題文に書いてある数字や文字を「たすのかな? ひくのかな? かけるのかな? わるのかな?」としか考えていないのです。

これでは、いつまでたっても算数・数学が得意になることはありません。

関数に限ったことではないですが、算数・数学の問題は、問題文を読んで、「たすのかな? ひくのかな? かけるのかな? わるのかな?」とすぐに考えるのではなく、まずはわかっている情報を図やグラフに書き込むことです。

算数・数学が得意な子というのは不得意な子とは反対に、問題文なんか見ないで、図やグラフから、「この値がわかっているからここがわかる。ここがわかればそこがわかる。そこがわかれば・・・」というふうに、パズルを解くような感じで解き進めていくことができるのです。

いきなり答を出そうとせずに、まずはきちんと情報を整理することが大事。
ワークが真っ黒になるくらい、どんどん書き込みましょう!