[2018年11月26日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
中学生の定期テストが終わり、答案が返却され始めています。
まだ全員分そろったわけではないですし、平均点もわからないのでなんとも言えません。
今は返却された一人ひとりの答案をチェックして、テストの難易度はどうだったのか? どんな問題ができていて、どんな問題を間違えたのか? 等を分析しています。
一番多い間違いは、問題文の読み違いですね。
記号で答えなければいけない問題を用語で答えたり、「正しくないものを選びなさい」という問題に正しい答えを選んだり・・・・
授業中何度も「よく読め」と指導しているのですが・・・
おそらく自分ではよく読んでいるつもりなんだと思いますが・・・こういうミスはなかなか直りませんね。
問題文を読み間違える子というのは、普段から読み間違い、聞き間違いをしているように思われます。
「1番と2番の問題が終わったら教えて」と言ったのに、1番だけ終わって教えたり、逆に最後まで全部終わってから教えたり、また、宿題記入表に「P100〜105」と書いてあるのに、「P100〜103」までしかやってこなかったり(この場合、確信犯もたまにいますが)、中には書き写すことすら忘れたり・・・
これは成績が良い悪いは関係なく、要は『人の話を最後まできちんと聞いていない』ということなのです。
『人の話をきちんと聞く』というと、じーと耳を澄まして一言一句漏らさないで聞くようなイメージがあるかもしれませんが、そうではなく、大事なところはきちんとメモを取るということなのです。
普段からメモを取ったり、チェック(線を引いたり、○で囲んだり)をしたりしている子の問題用紙には、ちゃんとメモやチェックの跡があり、問題文を読み違えることはまずありません。
それに、「P100までやって」というと、P100に印を付けてから解き始めますし、今日の宿題がP40〜45までと書いてあったら、その場でテキストを広げ、P40〜45に付箋を貼ってからかばんにしまっています。
人間というのは、忘れやすいですし、思い込みで行動してしまうもの。
ですから、人の話を聞いているようで聞き逃したり、問題文を読んでいるようで実は最後まで読んでいなかったりするのです。
読み違い、聞き違いをしないようにその場ですぐメモを取りましょう。
これだけでミスはぐんと減ります。
昨日の日曜日から高校生の『定期テスト直前対策講座』が始まりました。
寒い中、朝早くからお疲れ様です。
高校生は、通常授業で基本事項の整理・確認を行っていますので、テスト対策では、学校の問題集のわからない問題の解説が中心です。
まあこれが多いこと多いこと。1回3時間の対策授業もあっという間に終わってしまうという感じです。
塾では『解決』で精一杯ですから、家に帰って、自力で解けるかどうかもう一度問題を解いて確認してください。
『解決』しただけで満足しないように!