[2018年12月3日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
気付けばもう12月ですね。
今年もあと1か月。
今年は暖冬という話ですが、用心に越したことはないと思い、先日長靴や手袋を買いに『ワークマン』へ。
さすがに作業服専門店だけあって、丈夫で温かいアイテムがたくさん。(しかも安い!)
これで今年の冬の雪かきは快適?にできそうです。
まあ、降らないに越したことはないですが・・・
現在、小学5年生は『図形の面積』を学習しています。
平行四辺形、三角形、台形、ひし形の面積を求める単元です。
学校では、三角形の面積がなぜ『底辺×高さ÷2』で求められるのかの説明(導入)はしているようなのですが、それよりももっと基本的な、『どこが底辺でどこが高さなのか?』がわかっていません。
ほとんどの子が、底辺=下にある辺 と捉えています。
例えば下の図でしたら、底辺=辺BCだけ と思っているのです。
説明する上では、辺BCを底辺した方がわかりやすいとは思うのですが、いつも辺BCだけを底辺にしてしまうと、底辺=下の辺 と間違って覚えてしまいます。
ということで、塾では時間をかけて「辺ABを底辺したときの高さを描いてごらん」「辺ACを底辺したときの高さを描いてごらん」という指導をしています。
なぜ、学校ではさらっと終わる単元にそんなに時間をかけているかというと、中学生になったときに困るからなのです。
中学生はどの学年も『関数』を習います。
その関数には『座標』の問題があります。
そしてその座標の問題の中には必ず『三角形の面積を求めなさい』という問題があるのです。
先日も中学3年生が『2乗に比例する関数』という単元のグラフの問題の中の三角形の面積を求める問題を解いていて、「底辺がない」と質問に来たのです。
私は「底辺あるじゃん」と言うのですが、その子は「ない」としか言わない。
「y軸を底辺にすればいいんだよ」と言うと「縦を底辺にしていいんですか?」と・・・
その子ほど極端でないにしても、「底辺を見つけて」というと、ほとんどの子が下の辺、x軸ばかりしか見ないのです。
小学校の基礎知識、基礎学力って大事です。
時間はかかりますが、細かいところまできちんと指導していこうと思います。