[2018年12月10日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
中学生の後期中間テストが終わり、順位が出て、塾での振り返りも終わりました。
大きく点数を伸ばした子もいれば、下がった子もいます。
点数が下がった子、特に1年生の振り返りシート読んでみると、「学校のワークを、前回は3回できたのに、今回は2回しかできなかった。」というような反省をしています。
これを読むと、「少し怠けたのかな?」という感じがしますが、おそらく、前回とやり方・量ともに変わってはいないと思うのです。
ではなぜ、前回は3回できたのに、今回は2回しかできなかったのか?
理由は簡単、内容が難しくなったからです。
普段の授業でも、前期のときはほとんど一発で〇だった子も、後期になると2回、3回と間違い直しをすることが増えてきています。
単純に、前期は1時間で10問解けたのが、後期は同じ1時間で5問(もしくはそれ以下)しか解けなくなっているということなのです。
同じ時間で解ける量が減ってしまえば、当然、ワークが3回終わる訳がありません。
問題は、子どもたち自身がそのことに気付いているのか?ということ。
今までと勉強方法を変えなければ次回はさらに下がることが目に見えています。
ではどうすればいいか?
まあ、自分のことなので自分で考えてほしいのですが、例えば、
1.学校で習ったことは学校で理解する
授業で習ったことを授業中に理解できれば、復習する時間が省けます。
私自身がそうだったのですが、私は家に帰ってから復習するのがめんどうだったので、学校の授業で習うことは絶対に授業中に理解しようと必死に授業を受けていました。(というか、定期テスト問題は基本的には、授業中に触れたことしか出ませんからね。授業を真剣に聞かないなんて考えられません・・・)
2.ワークを始める時期を早める
もし今回、2週間前から初めて間に合わなかったのなら、3週間、4週間前から始めるべきです。
テスト前だけ、1日が30時間、50時間になるわけではないですからね。
自分の能力に合わせて計画を立てるべきです。
3.手や道具を使って勉強する
問題が難しくなると、それだけ考える・悩む時間が増えます。
でも一見、考えている・悩んでいるように見えても、実はただフリーズしている(固まっている)だけのことが多い!
この時間って結構ムダです。
わからないのなら、教科書や辞書・参考書等で調べるとか、数学なら、図や表を描いて考えるとか、いくらでも手はあります。(解答・解説を読むというのもアリです)
とにかく、ただフリーズしているのはやめましょう。
まだまだありますが、次回挽回したいのなら、行動を変えることです。
行動を変えなければ結果は変わりません。