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啓新セミナー

[2018年12月21日]

力をつける冬休み3か条

早いもので今年もあと10日。各小中学校では来週から冬休みとなるところがほとんどかと思います。インフルエンザが流行り始めているようですので、せっかくの冬休みを楽しめるよう是非体には気をつけて過ごしてくださいね。月曜日からは冬期講習が始まります。大晦日31日、平成最後の日まで子どもたちと一緒に私たちも頑張りたいと思います。

冬休みを迎えるにあたり、お休みの期間をどう過ごすべきかについて、どの学年の子どもたちにも次のような話をしています。

?学校のある時と同じ生活をすること。
⇒寝る時間・起きる時間を一定に
?勉強は必ず午前中にすること。※中学3年生は午前だけでは足りませんよ!!
⇒勉強の開始時刻を毎日同じ時間にするように
?ゲーム・スマホ・テレビなどは時間を決めてすること。
⇒「例外の日」を作らないように

たったの3つのお約束なのですが、この3つを守ることはかなり大変かと思います。しかし、生活リズムを整え、やるべき学習をすることは学力UPには必須です。長期休暇期間に学力が向上する子と低下する子の違いは、きちんとした生活を送ったかどうか?にかかっていると言えます。

また、学習時間については、その時の気分に応じて一気に何時間もやり続けたり、ちょこちょこっとしかやらなかったり、というようなムラのある学習はよくありません。小学生高学年なら【学習45分+休憩10分】で1セット、中学生なら【学習50分+休憩10分】で1セットとし、学習と休憩をセットとして時間割を組むとやりやすくなります。ちょこっとやって、だらだら〜と休憩するようなやり方では、学力はUPしません。

気分がのっているからと延々とやり続けてもよくないのです。入試は50分です。1つの教科が終わった後、休憩時間があり、また次の教科が始まったら一気に集中力を高めていかなければいけません。入試では緊張⇒弛緩⇒緊張の繰り返しです。時間が来たらパッと切り替える力が問われます。学習と休憩を繰り返すことで、そうした力を養うトレーニングにもなります。一番大切なのは、学習を『その時の気分でやらない』ことです。その時の気分がどうであれ、『我慢』をすることが必要です。日々のちょっとした我慢の連続、積み重ねが『力』となっていくのだと思います。

クリスマスに年末・年始といろいろとイベントの多いこの時期ですが、学習は『継続』が大切です。イベントを楽しみながらも「日課」として学習にも励んでもらいたいと思います。

来週から冬期講習が始まりますので、今年の私のブログは本日が最後となります。今年一年、本当にありがとうございました。来年も子どもたちの学力向上を目指し頑張りたいと思います。どうぞよいお年をお過ごしください。