[2019年2月11日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
今日は祝日の月曜日。
しかも中学生も高校生も定期テストが近いということで、朝から『定期テスト直前対策講座』です。
学年末テストだけあって、どの学年もテスト範囲が広い!
普段からコツコツ勉強している子でも、「学校のワークがあと40ページもある」という感じです。
提出しなければならないので、何がなんでも終わらせなければいけないのはわかりますが、くれぐれもただの「作業」にならないようにがんばってほしいものです。
高校1年生の今回のテスト範囲に「データの分析」が入っています。
中1で学習した「資料の活用」の続きのようなもの。
なので、最初は「平均値」を求める問題から始まります。
「平均値」、いわゆる「平均」ですので、たして割ればいいだけなのですが・・・
これがなかなか合わない!
たし算を間違えて・・・ わり算を間違えて・・・ 1問正解するのに20分もかかる子もいました。
こういう子たちを見ていると、どうしたら計算ミスがなくなるのかを真剣に考えてしまいます。
「ちゃんと途中式を書け!」と言っても、ちゃんと筆算も書いているし・・・
「見直しをきちんとしろ!」と言っても、見直しても気付かないし・・・
計算ミスが多い子というのは、途中式を書いても、見直しをしても間違ってしまうのです。
ではどうすればいいか?
正直「これ!」という解決策は思いつかないのですが、計算ミスが多い子というのは「量」をこなしていないような気がします。
勉強でも運動でも「慣れ」が必要かと思います。
慣れるには、やはりある程度は「量」をこなす必要があると思うのです。
計算ミスが多い子というのは「スピードが遅い!」という印象があります。
先ほど「1問正解するのに20分もかかった」ということを書きましたが、その子はそもそも、間違える以前に、1問解くだけで10分近くかかっているのです。
仮に一発で正解したとしても、1問解くのに10分もかかったならば、1時間では6問しか解けないことになります。
もし、1問解くのに2分しかかからない子なら、1時間で30問も解け、同じ1時間で先ほどの子の5倍の量をこなしたことになります。
これが小1から高1までの10年間と考えたら・・・ 恐ろしい差ですね。
1時間で6問しか解けない子と30問も解ける子を比べたら、やはり30問解ける子の方が計算ミスは少ないです。
自分は計算ミスが多い、数学が苦手と思う方は、何時間勉強したからOKではなく、どれだけやったかを意識してみてはどうでしょうか。