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啓新セミナー

[2019年4月19日]

学力を向上させる生活とは??

4月も半ばを過ぎ、桜は満開ですね。ですが、今週は日々の寒暖差が大きく、体調を整えるのに必死です。関東地方ではインフルエンザのB型が流行しているようです。ゴールデンウィークを挟んで修学旅行を控えている学校もあるので、体調管理をしっかりして、修学旅行・ゴールデンウィークを楽しんでもらいたいと思います。

楽しみが盛りだくさんではありますが、中学校では5月下旬から6月初旬にかけて、今年度初の定期テストが実施されます。テストまで6週間!!中学生さんは部活に勉強と大忙しですね。

中学1年生さんにとっては、初めての定期テストとなり、中学2・3年生さんは、昨年度末の学習内容を含む範囲の広いテストとなります。どの学年の生徒さんも、ゴールデンウィーク中の過ごし方がテストの結果を左右するのではないでしょうか?休みの期間も、しっかりと家庭学習をしてもらいたいと思います。

子どもたちの家庭での取り組み方をみていると、宿題の取り組み方、特に、宿題に取り掛かる時期に大きな問題がある子が多くいます。例えば、水曜日に出た宿題を月曜日の夜遅くや火曜日になって取り掛かるようなやり方をしているのです。

学年が上がるにつれて、学習内容の難度は高くなりますから、中1の時であればその取り掛かりでも終わっていたかもしれませんが、2年・3年になってくれば、終わる訳がありません。結局、いい加減なやり方となり、授業での×なおしに多くの時間を費やしてしまい、新しい内容の学習に時間が殆どなくなったり、ただ書いただけで終わっているため、学習内容が理解できていなかったりとなってしまいます。

これは、小学生さんの宿題でも同じで、学年が上がれば上がるほど、同じ分量の宿題でも時間が必要となってくるものです。

また、1週間の学習の取り掛かりだけでなく、日々の学習の取り掛かりでも同様のことが言えます。学校から帰ってきて、ひとしきりダラダラと過ごした後で学習をし始めるような生活では低学年ならいざ知らず、高学年になってくれば、どんどん学習終了時刻が遅くなるのは当たり前のことです。

家庭学習もしている、塾にも通っている、でも学力が伸びない―そういう子の共通点として、寝る時間が一定でないことが挙げられます。その日の気分や状態で学習をするため、時には異常に遅い時間まで宿題が終わらないなんてことも多々あり、そうすると、朝、なかなか起きられなかったり、体調を崩しがちであったりとなってくるのです。

子どもたちの学力向上の第一歩は、規則正しい生活をすることです。寝る時間・起きる時間を徹底的に一定に保つ、これが最も重要です。学力を高いレベルで保つ子の多くは、体調不良で塾をお休みすることが殆どありません。

中学生であっても、夜は遅くても11時までには寝る、朝は6時までには起きる、そんな生活を送れるよう、学校から帰ってからの時間管理をすることが大切です。平日だけでなく週末などのお休みの時も含め、『生活リズムを整える』ことを是非お考えください。