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啓新セミナー

[2019年4月26日]

辞書を『読む』

暖かくなってきたかと思ったら、今日はまた寒いですね。今年は本当に日々の寒暖差が激しく、厚手の服を出したりしまったりと、なかなか衣替えが出来ず困っていましたが、衣替えを済ませたので、今日はまた一苦労です。

明日からはいよいよゴールデンウィーク!!しかも今年は10連休と、子どもたちにとっては天国のような毎日ですね。我が家にとっても、ゴールデンウィークは一年間の中で唯一、家族全員で過ごすことができる長期休暇です。家族でゆったりと過ごしたいと思います。

さて、新年度が始まって1か月が過ぎました。新しく通い始めた生徒さんもようやく学校+塾という生活のペースに慣れてきたようで、ほっと一安心です。ですが・・・まだまだ慣れないのが、授業時間の長さ!!啓新セミナーの授業は小学生さんも中学生さんも同じ、135分!!45分ごとに5分間の休憩はとっているものの、3時間目の授業は、どの生徒さんも時計を見る頻度が格段にあがります(^-^;。 3カ月もすると、慣れてくるものなのですが、始めの1・2カ月は中々大変です。少し、長くて辛いとは思いますが、頑張ってもらいたいと思います。

新しく来た子どもたちを見ていると、どの子にも同じことが言えるのですが、とにかく辞書を使うのがうまくない!!国語辞典も漢字辞典も、英和・和英辞書もどの辞書でも同じで、一つの言葉を調べるのにやたら時間がかかります。

また、辞書に出てくる用語やマークをほとんど知らない上に、複数の意味が掲載されていると、最初の部分しか見ていなかったり、意味ではなく用例を読んでいたりと、驚きの行動をします。小学校低学年さんならいざ知らず、高学年さんや中学生さんですら、そうなのです。

国語や英語などの言語系の学習だけでなく、社会や理科など、どの教科においても辞書はとても有効な学習道具です。『ことば』が正しく理解できなければ、その単元の内容を正確に理解することは出来ません。わからない言葉に遭遇した時に、まず最初に手にするものは辞書です。その辞書がこれほどまでに使えないとは・・・今までどうしていたのだろう???と謎に思うばかりです。

新しく来た生徒さんたちには、これからビシバシと辞書が活用できるように授業で鍛えていきたいと思いますが、是非、ご家庭でも辞書を活用してもらいたいと思います。できれば、リビングなど、日常過ごす時間が長い場所に置いて、ケースなどは外し、すぐ手に取れるような環境を作っていただくと良いかと思います。

そして、何よりも“辞書デビュー”はできれば早い内に。小学1・2年生であっても、パラパラとめくるだけでも、『身近に置く』ことが大切だと思います。理想を言えば、必要な時にだけ「ひく」のではなく、調べる必要がない時にも「読む」ような感覚で辞書に親しんでもらいたいものです。これから始まる長期休暇、子どもたちには楽しい思い出をたくさん作ってもらいたいと思いますが、同様に、勉強における最強道具、辞書にも触れてもらえると嬉しいです。