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啓新セミナー

[2019年5月6日]

深く考える

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

今日は5月6日で、ゴールデンウィーク最終日ですが、当塾は今日から通常授業再開です。

先日、小学生の授業をしていると、「先生、なんでこの問題の答えはこれになるの? この式はどこから来たの?」という質問が・・・
その子曰く、「記号で答える問題(ア・イ・ウの中から答を選ぶ問題)だったから、消去法で消していったら、ウしか残らなかったのでウと書いたら正解したんだけど・・・」とのこと。
私は「小学生が質問するなんて・・・」とちょっとビックリ!

小学生は、〇をもらうこと(正解すること)が一番であって、なぜそうなるのかをきちんと考ない子がほとんど。
小学生はまだ幼いので、理解力云々よりも、とにかく『〇をもらいたい!』という気持ちの方が強いですからね。
でもこれでは先々困ります。

この春入塾した子の中に『深く考える』ことができない子がけっこういます。
『深く考える』ことができない子というのは、問題を解かせると、すごく早く終わるのだけれど、ほとんど間違っています。
それで間違い直しをさせると、例えばA・B二拓問題でAで×ならばすぐBと書いたり、計算問題で−5で×ならばすぐ+5と書いたりします。

勉強はきちんと理解することが目的であって、早く終わることが目的ではありません。
あまりにも遅すぎるのは困りますが、一問一問「なぜそうなるのか?」を考えながら進めると、時間はある程度はかかります。

中学生ぐらいになると、『深く考える』習慣のない子は、なかなか『深く考える』ことができません。
やはり小学生のうちに、『深く考える』習慣を身に付けなければいけません。
我々も授業中、「なんでこうなるの? なんで? なんで?」としつこいくらい突っ込んでいかなければいかないと思います。

新たな気付きがあり、質問してくれた小学生にほんとうに感謝です!

今週末から、定期テスト対策(高校生)→新潟県統一模試→定期テスト対策(中学生)と、1か月ほど休みのない日が続くのですが、新しい発見なんかもあるので、やはり授業をするのは楽しいですね。