[2019年5月13日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
中間テスト1か月前ということで、中学1年生にも理科・社会の宿題を出しています。
理科・社会の宿題は、解いて自分で〇付けをして、提出日に宿題内容の確認テストをするという流れです。
やはりまだ1年生ですから、みんながんばってやってきます。
でも確認テストをしてみると、90点以上取る子もいれば、50点も取れない子もいます。
取り組み方の差ですね。
小学校の宿題というのは、「毎日、学年+10分勉強しよう!」というように、やること(習慣付け)に重点を置いているので、作業的な宿題がほとんどです。
もちろん、習慣付けは大事ですので、こういうやり方も必要です。
でも、中学生になっても同じように作業的に宿題をやってしまうと、理解が伴わず、先ほどのような、テストで50点も取れないような結果になってしまうのです。
中学生になったら、勉強=時間 という考え方はやめましょう。
勉強=理解 です。
よく、「〇〇高校に行くには、1日何時間勉強したらいいですか?」と聞いてくる中3受検生がいるのですが、正直、答えようがありません。
例えば、ワーク1ページを10分で理解することができる子にとっては、1時間あればかなりの量をこなせますが、ワーク1ページ理解するのに30分以上もかかる(または、ぼーとしている時間の方が長い)子にしてみれば、1時間では全然足りません。
勉強は時間ではなく、どれだけきちんと理解したかです。
話は変わりますが、昨日の日曜日は高校生対象の『中間テスト直前対策講座(数学)』を行いました。
高校1年生にとっては初めての定期テスト。
入学して間もないのに、テスト範囲が異常に広い! しかも難しい!!
なので中学生のような感覚でテスト勉強していては終わる訳がない!!!
中学生の頃はテスト範囲のワークなんて3日もあれば終わったかもしれませんが、高校では科目数も多いのでそういう訳にはいきません。
時間があるときは丁寧にやることができるが、時間がなければいちいち考えたり、調べたりなんかせずにすぐ質問をする。
質問をすればとりあえずワークは埋まるが、きちんと自力で解けるまで繰り返さなければ点数に結びつく訳がない。
今週テストがあるので焦るのはわからないではないが、自分で工夫したり考えたりしてきちんと理解しなければいけない。
きちんと理解するには、まずは自分の理解度を把握し、早め早めの準備をすることです。
中学生も高校生も、勉強=理解 ということ忘れないでほしいですね。