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啓新セミナー

[2019年7月19日]

情報リテラシ―

毎日ジメジメ・ムシムシとした日が続いてますね。家の中でじっとしていてもじわ〜っと汗がにじむ毎日で、困りものです。今年はやけに長く梅雨が続きますね。暑いのも困りものですが、こう蒸し暑い日が続くと暑くてもいいからカラッとした日が待ち遠しいです。早く梅雨明けしてもらいたいものですね。子どもたちの中では体調を崩している子が何人かいます。体を大切に過ごしてくださいね。


さて、先月末から始まった個人面談が明日までとなりました。天候が不安定な中、また、お忙しい中、保護者の皆様にお越しいただきまして本当にありがとうございました。今回の懇談の中で皆様からお聞きした話を今後の指導に役立てていきたいと思います。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

子どもたちの学力向上のため、保護者の方と情報共有をしたいと思い、年に数回、個人面談をしております。そして、その面談の中で「世の中にあふれる多くの情報をどう受け取るのか?」の難しさを最近は特に強く感じます。

面談では中学3年生さんはもちろんのこと、どの学年の保護者の方にも、高校入試に関するお話をさせてもらっています。そうした話の中で、保護者の方も多くの情報を持っていらっしゃることをお聞きします。保護者の方が自分で色々と新聞や高校入試に関する説明会などから得た情報だったり、幅広く交流され、いわゆる「ママ友」からの情報だったり、はたまたネットからだったり、とその情報源は様々です。しかし、お話を伺っていると中には真偽不明の情報が混ざっていることも多々あります。

「〇〇高校に入るには、内申点が△△必要!」とか、「◎◎高校だと内申点は低くても大丈夫!」など、特に高校入試の内申点に関する誤情報はよく聞きます。なかでも一番多く聞くのが、「お友達のところはこうだった」という情報です。仲の良いお友達のお子さんの入試の実体験は保護者の方には強く印象付けられているようです。

そうした情報がすべて「間違った情報」ではないと思います。入試では時には、必要と思われる内申点や得点よりも低い子が合格するということがあるからです。しかし、どちらかというとそれは、「稀」なことだと思います。新潟県の教育委員会のHPでは、各高校における内申点と当日の学力検査の比率や、どのように内申点を数値化するかの計算式も掲載されており、内申点が低ければそれだけ、総合得点に響くのは事実です。

私たちも長年塾講師をしていて、入試は『データが全てではない』ことは重々承知しています。しかし、過去何十年にわたって蓄積されたデータからくる情報は多くの生徒さんに当てはまることの方が多いのも事実です。学校や私たちのような塾が持っている情報は、ある特定の生徒や単年での入試状況ではなく、何年もの間、何十人・何百人の受検生を指導してきたうえで得た情報だからです。

入試に関する情報は、各メディアだけでなくネットや周囲にも多くあふれています。多くの情報を簡単に得ることができる現代だからこそ、子どもたちだけでなく大人にも「情報リテラシ―」が必要な時代であることを痛感しますし、一つでも多くの正確な情報を保護者の皆さんに伝えていきたいと思います。

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来週から、『夏期講習』が始まります。講習期間はブログをお休みさせていただきます。令和元年の夏期講習!!子どもたちが飛躍する夏となるように頑張りたいと思います!!8月末に再開させていただきます。皆様、良い夏休みをお過ごしください!!