[2019年10月4日]
今日は午後から大荒れのお天気ですね。各小学校では短縮授業や早帰りといった対応がとられているようです。啓新セミナーも、本日の16:00〜18:25の授業は休講といたしました。すでに雨・風が強くなってきていますので、気を付けてお過ごしくださいね。
さて、今週は中学生の定期テストの「振り返りシート」を子どもたちに作成してもらい、一人一人に今回のテスト、そしてテストまでの取り組み状況についてアドバイスをしています。ほとんどの生徒が今回のテストでは、中間テストより順位をあげていましたが、残念ながら全員がUP!!とはなりませんでした。順位が上がった子も下がった子も、次回のテストでさらに頑張って取り組むことができるよう、テストまでの残り1か月、全力で指導したいと思います。
中学3年生の英語では、「関係代名詞」の学習が始まりました。毎年、ここから後半の授業は英語だけでなくどの教科も、本当に大変です。中学3年間、教科によっては小学校からのの9年間の集大成となる単元ばかりなので、当然ながら、各単元の難度が高いうえに、今までに学習した内容とリンクしてくるため、ちんぷんかんぷんとなる子が多くいます。
しかし、この単元の学習の中で、何度トライしても問題が解けない子の多くは、「関係代名詞」でのつまずきではなく、中学1・2年生時の文法事項でのつまずきが殆どです。be動詞と一般動詞の原形や3単現形や過去形を並べて使ってみたり、単数・複数を間違えていたり、人称代名詞の使い方を間違えていたりなどなど。
関係代名詞のように、今までの学習の集大成となる単元となると、今まで個別に存在していた事柄を、まとめて、さらに新たな形に構築する必要があります。一つ一つの事柄がきちんと理解していなければ、まとめたところで、わからないものが散乱しているだけで、新たな構築なんて作業は当然できません。一つ一つのピースがきちんと存在するからこそ、パズルが完成するのと同じです。
今までに学習してきた各単元の“ピース”がきちんとそろっているかどうか?また、それぞれのピースが存在するかどうかだけでなく、きちんとした形で存在しているか?ボロボロのピースでないか?がここからの学習の出来不出来を左右します。
中学3年生は、入試までおよそ5か月です。英語に限らずどの教科でも集大成となる単元の学習となります。どんな真面目に取り組んできた子でも一つや二つボロボロのピースはあるものです。しかし、残り時間が短いからこそ、各所に出てきた“ボロ”に対して、「見なかったことにする」のではなく、自分自身の学習の甘さに真摯に向き合って、ボロボロのピースを磨きなおす、もしくは、欠けているピースを集めなおす努力をしてもらいたいと思います。
中学3年生だけでなく、中学1・2年生さんもいずれ迎える集大成の単元に備え、自分自身のピースがそろっているか?ボロボロになっていないか?をよく確認し、学習してもらいたいと思います。次回テストは11月初旬から中旬にかけてです。塾の授業だけでなく、日々の家庭学習を大切に過ごしてください。