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啓新セミナー

[2019年11月18日]

やはり時間をかけるしか

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

中学生のテスト対策が終わり、昨日の日曜日は久しぶりのお休み。
息子が風邪をひいていたので、図書館ぐらいしか行きませんでしたが、楽しい休日を満喫しました。

その定期テストですが、中3生の数学がどの学校も難しかったようで、ほとんどの子が手も足も出なかったようで・・・
範囲は、『2次方程式』、『2乗に比例する関数』、『相似』。
教えている方からすれば、「問題のパターンが決まっているじゃん」と思ってしまうのですが、子どもたちとっては難しいのでしょうね。

テストに出た問題を子どもたちに聞くと、「それ授業でやったじゃん」という問題ばかり。
でも解けなかったのです。

やったことがある問題ばかりなのになぜ解けなかったのか?
その原因は「マスターするのに時間がかかる」ということ。
数学が得意な子でも、10問あったら10問とも自力で解けるという子はいません。
半分以上はヒントがないと解けないのです。
なので、1問理解するのにかなりの時間を必要として、テスト範囲が終わらないという子もたくさんいましたし、仮に終わっても、復習する時間が全くなかった子がほとんどでした。
1・2年の時のように、「進みすぎてプリントを何枚印刷しても足りない!」ということがないのです。
(しかも、授業の翌週には、ほとんど忘れている子ばかり・・・)

気の利いた子ならば、「難しいから勉強時間を増やそう」となるのですが、ほとんどの子がそうはならないのです。
「今まで1時間で3ページ終わっていたのが1ページしか進まない。だったら、3ページ終わらせるのに3倍の3時間やらなければ!」
小2のかけ算の問題のような簡単な計算なのですが、それがわからない。
不得意ならば勉強時間を増やすしかないのにそれをしないし、さらに、不得意なので後回しになってしまう。

まあ終わってしまったので、点数が悪かったのはしょうがないとしても、ここできちんと復習しておかなければ、入試問題がまったく解けなくなります。
子どもたちは終わったことをやり直すのをすごく嫌がる(めんどくさがる)のですが、まだちょっとでも記憶にあるうちにしっかり復習させようと思います。

パターンをマスターすれば、どんな問題でも応用が利きます。
でもそのパターンをマスターするのがたいへんなのです。
模範解答を1行1行「なんでこうなるの?」と理解していき、全部理解できたらもう1回自力で解けるか確かめる。
気の遠くなるような話ですが、マスターするにはこれしかありませせん。
時間をかけてがんばろう!


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