[2019年12月6日]
毎日新潟の冬らしい天気が続きますね。今週に入り、近くの鳥屋野小ではインフルエンザで欠席する子が増えた!!と子どもたちから聞いています。
インフルエンザに胃腸炎、溶連菌とこの時期は病気のオンパレードですね。先日、薬局で『マスクの代わりになる!!』という素敵な文言のついた飴を発見!!薬剤師さんに聞くと、なめている間と、その後一時間ぐらいはウイルス対策になるとのことで、早速ためしています。色々な対策グッズが出ているので、あの手この手で、できうる限りの対策をして過ごしたいと思います。
中学入試が終わり、今年度の合格塾生第一号!!と喜ぶのもつかの間、私立高校入試まで、あと1か月半、公立高校入試まで3カ月です!各中学校では個人懇談も始まり、ここにきてようやく、子どもたちにもピリッとした受検生らしい様子が見られ始めました。12月に入ってから???・・・とは思いますが、年々、「受検生」という自覚を持たないまま入試を迎える生徒もちらほらいることを思うと、それでも入試に向けて頑張りたいと子どもたちが思う姿を見られて嬉しく思います。
中学生は定期テストが終わったばかりですが、中3生だけでなく1・2年生にも5教科の宿題を課しています。中3生は授業の始めに、『〇〇のところがよくわからなかった』とか、『〇〇のところはどうしてこの答えになるのですか?』という質問をよくするようになってきました。そうした3年生の様子を見ているせいか、1・2年生の中にも宿題の部分についての質問をする子が出てきました。様々な学年の生徒が一緒に授業をすることの良いところですね。
家庭での学習において、常に「なぜそうなるか?」を考えながら学習を進めていくことは、とても大切です。受検生はもちろんのこと、そうでない学年の子供たちも「なぜ?」と追及する姿勢を持って学習に臨んでもらいたいと思います。
また、一つひとつの事柄に対し、「なぜそのような答えになったのか?」と答えに至るまでのプロセスに着目して学習することも重要です。「なんだかわからないけどこうなった」では、次に同じような問題が出たときや、少しひねられたときに対応することができません。
学校や塾のワークと全く同じ問題が出るわけではありません。しかし、そのプロセスをしっかり理解できていれば、「〇〇と△△を組み合わせて解くことができるかも!」というように、次の一手を打つことが出来ます。
「思考力を問う問題」というのが、最近は話題になりますが、テストなどで問われる「思考力」は、無のものから何かをうみだすのではなく、知識として身に付けた公式や構文がいかに『活用できるか』を問うものです。『活用する力』があって、初めてそこから何かを『生み出す力』がうまれるのだと思います。そして、そのベースとなる知識がなおければ活用することも生み出すことも出来ないと思います。
基本的な知識を身に付けるときに、「なぜ」を大切にし、プロセスをきちんと押さえることによって、活用する能力を身に付けていくことが出来るので、日々の学習における「なぜ」という視点を忘れずに学習には取り組んでもらいたいと思います。