[2019年12月9日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
大学入試が揺れていますね。
先日、英語の民間検定試験の導入見送りを発表したばかりなのに、今度は国語・数学の記述式問題の導入も見送ることを検討しているそうです。
見送りの理由は、約50万人の答案を短期間で公平に採点することが難しいからとのこと。
私なんかは、普段10人程度の、しかも、理科の記述式問題しか採点していないのに、それでもかなり四苦八苦しています。
それを複数の人間で(しかもほとんどがバイト)公平に採点するなんて、最初から不可能だったのでは? と思ってしまいます。
子どもたちの記述力、表現力を図りたい、身につけさせたいという思いはわかりますが、それはおそらく、高校生ではなく、もっともっと小さい頃のうちから変えていかなければならないのかと思います。
昨日、中3生対象の『新潟県統一模試』を実施しました。
予想通り数学が難しかったようで・・・
採点のときに、解答用紙だけでなく問題用紙も見るようにしているのですが、数学の苦手な子の問題用紙はとにかくきれい!
何かをかいた痕跡も、消しゴムで消した跡も全くないのです。
しかも試験中は、腕を組んで問題用紙をじっと睨んでいるだけ。
これではいつまでたっても解けるようにならないかと・・・
「腕を組んでじっと考える」という行動は、「なんだっけ?」と覚えたことを思い出すときの行動であって、数学のような知識を活用する教科では通用しません。
数学で『考える』ということは、『手と目を使う』こと。
例えば、図形の問題で、「AB=3?」と問題文に書いてあるのなら、図に3?のところをメモする。
「x軸上に点Pをとって・・・」と問題文に書いてあるのなら、x軸上に点Pをかいてみる。
このようにわかっていること、わかったことを記入したり、表にまとめたりすると、それがヒントになり、答えにつながっていくのです。
さらに、「この方法ではダメだから、この方法では?」というように、色々試してみることも大事。
「押してダメなら引いてみな」というトライ&エラーの精神が大事なのです。
毎回授業で言っているのですが、腕を組んで考えることが身についてしまった子にはなかなか難しいようで・・・
根気よく言い続けていくしかないですね。
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