[2020年1月20日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
先週のブログで、中学3年生が「公民」で苦戦しているということを書きました。
今日はその続き。
最近よく聞かれるのが、「公共事業」「電子マネー」「証人」「人事」「国債」・・・など。
我々大人からすれば、「そんな言葉も知らないの?」と思ってしまいますが、知らないものは知りませんからね。
でも「そんな言葉」って言うぐらいですので、教科書や用語集などに意味・説明が載っていないのです。
そんな時は、「国語辞典」を引きましょう。
辞典には例文なんかあったりして、結構詳しく書いてあります。
でも中には、「いちいち自分で調べるより、先生に聞いた方が速いよ。楽だし。」と思う子がいると思うのですが、いちいち自分で調べた方が鮮明に記憶に残ります。
「自分で調べること」と「人に聞くこと」との違いは、「地図を見ること」と「カーナビに任せること」との違いと同じだと思います。
昔はカーナビなんかなかったので、見知らぬ土地へ行くには、地図と信号機についている案内標識が頼りでした。
曲がるところを間違えないように、ちょっと進んだら地図を確認し、周り建物などを見ながら必死に運転したものです。
でも今はカーナビが「100m先の〇〇町の交差点を右に曲がり・・・」とアナウンスしてくれるので、何も考えずにそれに従えば、目的地に着くことができます。
たいへん便利な時代になりました。
でもカーナビを使うようになってから、道を覚えなくなったような気がします。
(私だけなのかもしれませんが・・・)
地図で調べていた時も完全に道を覚えられたわけではないのですが、それでも運転していると「このお店の前を通った」とか「ここの看板のところで右に曲がった」という記憶が蘇ってきます。
目印となるお店や看板などがちゃんと頭に残っているのです。
勉強もこれと同じで、自分で調べると目印となるキーワードを発見してそれが頭にきちんと残るのです。
これを人に簡単に聞いてしまうと苦労しないので、目印を記憶することがなく、さらっと流れてしまい、簡単に忘れてしまうのです。
それに、聞く=耳を使う よりも 調べる=目を使う 方がわかりやすいですからね。
もちろん、自分で調べてもわからないときもあるかと思います。
そういう時は人にどんどん聞きましょう。
苦労して調べてもわからなかったことがわかるようになるので、感動が大きい=記憶に残りやすい です。
時間がかかるし、めんどくさくて効率が悪いかもしれませんが、目印を記憶する=きちんと知識にするためにまずは自分で調べましょう!!
(なんだかんだ偉そうなことを言いましたが、私もカーナビはやめられません。楽ですからね)