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啓新セミナー

[2020年5月18日]

書くこと

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

先週から市立の小中学校の分散登校が始まりました。
午前中に行ったり、午後から行ったりと、授業時間が短いといえ、これはこれでたいへんそうです。
それで授業はと言えば、
普通に授業をやっている学校もあれば、そうでない学校も。
新しい単元を学習している教科もあれば、ひたすら復習(中3なら入試対策)をしている教科も。
ほんとバラバラです。

でも、学校の課題がどうであれ、子どもたちのこの休校期間中の勉強の取り組み方が、今後大きな学力差になってくると思います。
考えてみれば休校は3月からですからね。
3月から5月一杯(約30日×3か月=90日間)までをどのように過ごしたか?
1日1時間勉強した人は、1×90=90時間
3時間勉強した人は、3×90=270時間
5時間勉強した人は、5×90=450時間
時間が長ければいいというわけではないですが、それでも、90時間の人と450時間の人を比べたら、そりゃあ、450時間勉強した人の方が学力UPしているはずです。
せっかく、と言ったら不謹慎かもしれませんが、この時間を有効に使ってほしいですね。

ということで、6月初旬の定期テストがどうなるのかわからない状況なのですが、当塾では当初の予定通り『定期テスト対策講座』を5月9日(土)から始めました。
『テスト対策』ですから、テスト範囲の学習をするのですが、中2・3年生は前学年の内容もテスト範囲に入る(と思う)のでやることはたくさんあるのですが、問題は中1生。
中1生は新学期が始まってほとんど授業が進まないうちに休校となってしまったので、「教科書を開いたこともない教科もある」という状態の子もいます。
予習でどんどん進めるというのも手ですが、せっかくなので、『要点まとめ方』を重点的に指導しています。
勉強方法って、人それぞれかと思うのですが、個人的には『書くこと』が一番重要だと思っています。
『書くこと』で理解することができますし、覚えることも、さらに、疑問点もはっきりします。
ただ、子どもたちに書かせると、写経のように『字』ばかり書いてしまい、書けば書くほどめまいがしそうなノートになってしまいます。
子どもたちには、まとめるときは理解しやすくするために、図や表をたくさん使って書くように指導しています。
あと、勉強(インプット)したら、必ずテスト(アウトプット)をするように伝えています。
『書くこと』で満足してしまい、勉強した気になってしまったらダメ。
必ずテストをして、理解度をチェックすること。
もし理解できていないとこがあれば、一生懸命書いた『要点』を見直せばいいのです。