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啓新セミナー

[2020年5月22日]

高校英語は「予習」が命!!

今週は、朝晩寒い毎日ですね。我が家では、もうそろそろ使わないかな??と思っていたファンヒーターが活躍しています。朝晩の寒暖差が大きいので体調管理が難しいですね。

来週以降は暖かく(暑く?)なるようですが、5月も下旬、何だか変な陽気ですね。来週からは学校が段階的ではありますが、通常に近い形での登校となるようです。生活が変わり、体調を崩さないようお気をつけ下さいね。

分散登校が始まり2週間が経ちました。各中学校や高校からは定期テストの日程も出始めました。本来ならば今月末から6月初旬にかけて実施される予定だった定期テストは、6月下旬から7月初旬で行われるようです。塾では今月初めから定期テスト対策の授業が既に始まり、今月末までを予定しておりましたが、来月も延長してテスト対策授業を行います。後日、6月に行うテスト対策の案内を配付させていただきます。

今年度は、高校生クラスを数学に加えて、英語も開講しました。高校では、休校、分散登校の間も、しっかり課題が出されているのですが、今年入学したばかりの高1生さんたちには、その課題量が驚きの量のようです。私たちからすると、進学校なのだから、それぐらいの量は当然かな?と思うのですが、まだまだ高校生になったばかりの彼らには途方もない量のように思えるようです。

中学と高校では、科目数も違いますし、一つ一つの教科での学習の深さも違います。これから本格的に授業が始まってくると、内容の深さ、量に加えてスピードも速いということに気付くかと思いますが、中学生と同じような意識、家庭学習ではとうていついていくことはできません。子どもたちはまだまだ、高校生の学習に慣れていないので、毎週の授業で、学校からの課題一覧を確認し、来週までにこれとこれをやってくるようにと指示を出し、チェックしているので、やっとこすっとこ出来ているような状態です。

高校生の英語の学習において、中学と一番大きく違うのが、『教科書の予習』かと思います。初めて『予習をしてくるように』と言われて、何をどうすればいいのか???という状態でした。そもそも、最近は、予習ノートをきちんと作っている中学生ですら珍しいと思うぐらいなので、子どもたちの反応は当然ではありますが・・・。

まず第一に、教科書の文章量が中学とは段違いです。内容も、中学の教科書のように会話文➡長めの文章というわけではなく、LESSON1のセクション1だけで子どもたちには驚きの文章量のようです。加えて、一つ一つの文も長く、文構造も複雑です。わからない単語を調べるだけでも結構な時間を要します。中学であれば、教科書の後ろをめくれば簡易的な辞書のようなものがついていましたが、高校英語の予習では、一つ一つきちんと辞書をからその文に合う意味を拾ってこなければいけません。ちょろちょろっとで出来るようなものではないのです。

予習ノートの作り方を指導し、毎週ノートをチェックしていますが、まだまともに授業が始まっていないにもかかわらず、既にグロッキーな様子です。高校での学習は一段一段の段の高さがとても高いものとなっています。高校生の学習は、最初の一年が肝心です。高1の秋までに学習リズムや方法をしっかり確立し、次のステップである大学入試に向けて着実に力を付けていけるよう、しっかりと導いていきたいと思います。