[2020年5月29日]
ようやく緊急事態宣言が全国的に解除され、少し安心できるかと思いきや、『第2波』のニュース。なかなか落ち着かない毎日ですが、学校も通常通りの再開に向けて動き始めました。前と同じようにとはいかないですが、学校再開にあたり、子どもたちの喜んでいる様子が見られうれしく思います。まだまだ気を引き締めて感染防止に努めていかなければいけませんね。
ようやく、学校の定期テスト日程が決まりました。殆どの学校が6月末から7月頭の予定となっています。日程変更を受け、引き続き6月にもテスト対策授業を行うこととしました。現在も、毎週土曜日・日曜日にテスト対策を行っているのですが、今年は中学1年生さんのテスト対策授業の参加率がとても高いです。日程がわからなかったこともあり、例年より対策授業の受講者が少なかったのですが、やはり中学3年生さんは受検生ということもあり、多くの生徒さんが受講しています。しかし、驚くことに、その中学3年生さんに負けず劣らず、中学1年生さんも多く受講しています。
中学1年生さんにとっては、学校が始まって間もなく休校となったため、テストどころか、中学での授業もそれほど受けていない状態の5月度でした。どの教科もそれほど学習が進んでいるわけでもなく、何が何だか???という状態の対策授業スタートでしたが、初めての『テスト対策授業』、しかも土曜・日曜の朝から3時間!、私たちの方が、「3時間ももつかな??」と思っていましたが、こちらの不安もなんのその、どの子も集中して取り組んでいます。
数週間、対策授業を行ってきて、1年生さんの大きな不安が、「社会」です。まずは、小学校の復習から・・・と思って対策プリントをさせてみると、これがことごとく出来ない!!日本の山や川などの地名どころか、都道府県名も怪しい子が何人か・・・、まずいです。小学生の時に学習した内容は殆ど抜けている子が多く、プリントも赤字ばかりです。是非、お家では、中学の教科書だけでなく、小学校の教科書をもう一度出してきて、しっかり読んでもらいたいと思います。
次に不安な教科が、「国語」です。中学の定期テストでは、小学校までと違い、登場人物の心情や、その場面の状況などを「記述」する問題が多く出題されます。単純に傍線部の直前・直後の文章をそのまま書けば終わりーなんてものではなく、文章全体から、登場人物に関する内容をきちんとチェックし、設問に合うようにまとめ上げなければいけません。文字数制限があれば、文字数の8割から9割の字数でまとめ、文末の処理の仕方も設問にあうようにしなければいけません。小学校時のテストとはそうした点が大きく異なります。また、漢字も範囲となっているワークからどの文字が出されるかは分からないので、何ページもあるワークの漢字をしっかりと練習し書けるようにしておかなければいけません。
今回は、英語の予想されるテスト範囲をどの子も既に学習が終わっているので、通常の英語の授業時間も使って、国語の指導もしていく予定ですが、今回のテスト対策を通して、中学での学習やテスト対策に早く慣れていけるように指導していきたいと思います。