[2020年6月5日]
こんにちは。金曜日のブログ担当の大谷 詠子です。月曜日の主人のブログでもありましたが、「啓新セミナー」を開業して丸9年が経ちました。開校時の一期生たちは既に社会人となり、活躍している様子を聞いています。
時折、卒塾していった子どもたちのことを思い出しては、まるで遠い親戚の子の年を数えるかのように、「〇〇は、もう大学生になったかね〜」とか、「今年は〇〇が大学受験だね」などと話していると、9年という「時」の長さを実感しますが、実際にはあっという間でした。これからも変わらずバリバリと頑張って子どもたちの指導をしていきたいと思います!!
こうしてここまで頑張ってこられたのも、通ってくれている子どもたち、そして保護者の皆様のご協力のお陰です。本当にありがとうございます。これからも精進して日々の授業に励んでいきたいと思っていますので、今後もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、開校から10年目を迎える今年度から新しく「高校英語」の他に「小学英語」も開講しました。小学5・6年生さん対象の講座で、特に「英文法」指導に重点を置きながら、ライティング・リーディング・リスニング・スピーキングの4領域の指導をしています。学校の教科書内容に即したワークと、セミナー独自の文法指導教材を使用し、『感覚的』に学ぶ英語ではなく、中学での定期テスト・高校入試などの実践で「成果が出る」ための英語指導を行っています。
今週の授業から、その小学英語でも中学生と同様の「単語を覚え方」を指導し、宿題として「単語練習」を出しました。来週からは、練習してきた単語がどれくらい書けるようになっているか?を確認するための「小テスト」も始めます。小学校での英語学習では、「英語を書く力」というのをそれほど求めておらず、「話す」ことに重きが置かれているようです。しかし、私はこの小学英語講座では徹底的に『書く力・読む力』を身につけさせたいと思っています。
毎年、中学1年生の学習を見ていて感じるのですが、小学生までの学習と中学生からの学習の決定的な違いは、「やったかどうか?」ではなく、「どれだけ身についているか?=成果」が問われる点だと思います。小学生は漢字ドリルでも計算ドリルでも、どちらかというと「やる」ことに重点が置かれます。しかし、中学からの学習は「やる」ことは勿論のこと、それだけではなく、その結果として定期テストで何点取ることができるか?が成績に大きく影響を及ぼします。つまり、ただ「やる」だけでなく「成果」が問われるのです。
大学入試制度改革に関するニュースで、「スピーキングテスト導入」が取りざたされています。確かに、子どもたちが今後受けるであろうテスト・入試では「スピーキング」も一つの評価対象となるでしょう。しかし、だからと言って「書く力(ライティング)」や「読む力(リーディング)」をを必要とするペーパーテストが一切無くなるわけではありません。
一日中、家庭でも英語オンリーで生活している子であればいざ知らず、そうでない子は、やはり普段使い慣れていない言語は『必死で』学び、練習する必要があります。それは、新しい漢字を覚える時と同様です。何度も繰り返して発音さえしていれば覚えられるでしょうか?やはり、読む(発音する)ことをしながら、何度も書くという地道な行為をしなければ「定着させる」ことは困難ではないかと思います。
中学生になってからいきなり、学習スタイルの変更を余儀なくされることから生まれる「中1ギャップ」。そうならないよう、この小学英語講座を通して、英語の指導は勿論のこと、「成果」を出すための日々の学習方法というのも指導していきたいと思っています。5年生さん達には初めての「英語の小テスト」、どんな結果になるかが楽しみです。