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啓新セミナー

[2020年6月8日]

テスト勉強

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

中学校では、テストの日程が決まり、一部の学校ではテスト範囲も発表されています。
1年生にとっては初めての定期テストであり、初めての『テスト勉強』です。

小学校にも当然テストはありましたが、中学校のテストは小学校とは大きく違います。
一番の違いは『自分で計画的に勉強を進めなければいけない』ところ。
小学生の頃は連絡帳というものがあって、「ドリルの○ページから○ページまで」というように日々細かく宿題が出ていましたし、学校によってはテストの前に「テスト練習プリント」というものがあって、それをこなしていればほぼ満点が取れたかと思います。
でも中学生になると、「テストまでにワークを3回やりなさい」とか「自学」というようなザックリとした宿題しか出ません。
「テストまでにワークを3回やればいいんだ」と思って、ずっと何もしないと、テストの前に慌てて泣きながらやることになります。
泣きながらワークをやっても頭にはちっとも入っていないので、テストの結果は惨憺たるもので・・・
そうならないためにも1年生には計画的にテスト勉強を進めてほしいですね。(もちろん、2年生も3年生もですが)

計画的にテスト勉強を進めるには、まずは1日の行動を書き出すこと。
7時に起きて、8時に学校へ行って、5時に学校から帰って来て7時までゲームなどをしてくつろいで、7時にご飯を食べて、9時まで家族とテレビを見たりして、11時に寝る。
書き出してみると「こんな生活をしていたら、勉強する暇なんかないな」ということに気付くはずです。(というより、気付いてほしい)
当たり前のことですが、テスト勉強をするには『勉強時間』を確保しなければいけません。
1日の自分の行動を見直して、「6時には起きて朝食の前にやれるな」とか「7時までゲームはやりすぎだな」とか「テレビも見すぎだな」というように、自分の行動(やりたいこと)を変えたり削ったりして勉強時間を確保するのです。
何の計画も立てずに、毎日やりたいことを優先して、寝る前にやっと勉強を始めるような状況では、始めて30分もたたないうちに眠くなって寝てしまう、ということになりかねません。

また、「1日5時間勉強する!」等、無謀な計画を立てるのもお勧めしません。
学校がない土日、あるいは、受検生ならばまだしも、1年生には平日5時間も勉強するのは無理かと思います。
1日2時間とか3時間とか、無理のない範囲で計画を立ててください。
それに、2時間、3時間勉強するにしても、なるべく分散させてください。
3時間連続で勉強しても集中力が続かないと思います。
集中しない勉強はただの『作業』になってしまいます。
「何をどう勉強するか」も大事ですが、まずは「何時に勉強するか」の方が大事です。
分刻みの細かい計画までは必要ありませんが、必ず計画を立ててからテスト勉強を始めましょう。