[2020年6月15日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
中学生の定期テストが近付いてきました。
2・3年生は現学年の内容に加えて前学年の内容も出題されます。
当塾は個別対応の塾ですので、例えば「1年生のときの内容が苦手で・・・」と言われると、それにきちんと対応したカリキュラムを作ります。
でも、復習を始めてみると・・・
私「まずは『球の表面積の公式』は?」
生徒「・・・」
私「じゃ『球の体積の公式』は?」
生徒「・・・」
という感じです。
それは『苦手』ではなく、単に勉強をしていないか、あるいは、忘れているだけだと思うのです。
公式なんて何を見たって載っていますし、そもそも『苦手』と言っている時点で、「この子勉強していないな」というのがわかります。(この業界長いですから・・・)
苦手だからやらない、やらないからさらに苦手になる。
わかりやすい図式です。
どんなに考えても、何を調べても解決できないことがある子というのは、『苦手』という曖昧な言葉は使わずに、『この問題の解説で、何でこの式になるのかがわかりません』というような具体的な言葉を使うのです。
そういえば、最近「がんばっているな」「伸びているな」と思う子は、自分で調べることが習慣になっているなと思います。
当塾は基本的に『学校の予習』をしていますので、見ること聞くことが新しいことばかりです。
先日も新しい単元を学習していた子が、手が止まっていたので声をかけようかと思った瞬間に、教科書を出して、似たような問題を探して、それを真似しながら解いたのです。
『わからなかったら聞く前にまずは自分で調べる』
これが身に付いている子は強いですね。
自分で調べたこと、発見したことっていつまでも記憶に残ります。
その子は最初の問題は教科書を真似しながらでしたが、次の問題からは何も見ずにスラスラ解いていました。
世間一般的に塾というのは『勉強を教えてもらうところ』という認識かと思います。
でも、全部丸投げではまったく力になりませんし、それに、その分だけ授業時間も増やさなければならないのでお金も余計にかかります。
『自分でできることは自分でやる』
自分でできないことをできるようにするために塾を利用しましょう。