[2020年6月19日]
梅雨入りしたとは言うものの、意外とお天気の日が多い毎日ですね。昨年、6月の終わりにアジサイの鉢植えを買ったのですが、花芽の状態をよく見ないで買ってしまい、どうやらその鉢は既に花が終わった後だったようで、先シーズンは全く花を見ないで終わりました。今年こそは・・・と楽しみに毎日お世話をしています。ようやく花芽がつき、いつ咲くかな〜と日々の小さな楽しみとなっています。まだまだ続く雨の季節、なにかしらの楽しみをもって過ごしたいものです。
中学生の定期テストが刻一刻と迫ってきています。全ての学校のテスト範囲も出そろい、日々、テストに向けてラストスパートです。休校期間が長かった割には意外と範囲が広い学校もあり、残り数回の授業でいかに仕上げるか?を試行錯誤する毎日です。
今回のテストにおいて一番指導に苦労している学年は2年生さんです。ほとんどの学校がLESSON2までが範囲なのですが、なかにはLESSON3も範囲となる学校もあります。LESSON2では、be動詞の過去形、過去進行形、接続詞whenとifの文と、重要文法事項が目白押しです。また、LESSON3が入る学校では、それに加えて未来形までが範囲となってきます。加えて、1年生の頃と比べ、教科書の本文も長くなるため苦戦している子が多く見られます。
中学生も高校生も同じことが言えるのですが、やはり英語の学習は国語の学習と密接な関係があります。一つ一つの言葉の品詞が何か?文中での言葉の役割は何か?などの国文法の知識、そして、それぞれの文が表す内容をイメージする力が無いと中々、真に理解するということが難しいです。
また、学年が上がれば上がるほど、単純に日本語を英単語に変換する「作業的な学習」では対応できなくなってきます。ですから、国語力が低くなればなるほど、「理解して英文を作成する」ことが難しくなり、「パターン化して覚える」ことしか出来なくなります。結果として得点が頭打ちになってしまいます。どの教科においても、どの学年においてもやはり「国語力の強化」がカギとなります。
「真に理解する」ための土台となるのは、やはり小学生時の国語の学習です。ある程度の国語力を小学生時に身につけていないと全ての教科で行き詰ってきてしまいます。少なくとも、小学6年生までに、名詞・動詞・形容詞とは?主語・述語・修飾語とは?ということを理解しておく必要があります。小学生時に、漢字練習や教科書の音読は勿論のこと、そうした国文法力もある程度身につけておけるかどうか?が中学以降の全ての教科の学習に大きく影響を及ぼすということを、子どもたちの指導する中で痛感します。
テストまで残り少なくなってきていますが、一つでも多くの問題を「パターン化」ではなく真に理解して解けるように指導していきたいと思います。