パソコン版を見る

啓新セミナー

[2020年7月3日]

英語の学習でつまずかないために・・・

気付けば2020年も半年が過ぎ、もう7月ですね。最近は梅雨らしい毎日ですが、タイミング悪く、小学生の帰りの時間に大雨が降ってしまうと、子どもたちがびしょ濡れで来ることも・・・。この時季の雨は農作物には欠かせない恵みの雨ではありますが、ほどほどに…と思う毎日です。

毎月、白山神社に主人とお参りに行っています。今月は1日に時間があり、お参りに行ったところ、いつもより人手が多く???と思っていたら、なるほど、「夏越しの大祓」。今更ではありますが、初めて「茅の輪くぐり」というものを体験しました。本来ならば6月30日にするものだそうですね。一足遅れましたが、残りの半年も健康で無事に過ごせるようにしっかりお参りしてきました。
img1 白山神社では風鈴祭りもしていました。風鈴の音色もきれいでしたが、様々な形の風鈴が見られおもしろいですよ!!
img2

さて、ようやく中学生の定期テストが終わりました。テスト対策は今週末の高校生の対策授業で最後です。昨日の中学生さんたちはどの生徒も、ようやくテストが終わった安心感からか少しリラックスした様子でした。特に中学1年生さん達は入学からコロナウィルスの関係で、休校、分散登校と落ち着かない日々を過ごした中での初テストということで、テスト前は緊張した様子でしたが、ほっと一安心という様子でうれしく思いました。かく言う、私もちょっと一安心。後は結果を楽しみに待ちたいと思います。

と、テストが終わったばかりで、子どもたちも少し息を抜きたいかとは思うのですが、そうは言ってられません。2学期制の学校では次の定期テストが9月の初め、既に2か月をきっているからです。短い期間ではありますが間に夏休みを挟むので、今月の学習内容が次のテスト範囲となります。ということで、中学1年生の英語では「一般動詞の文」の学習へと入りました。

一般動詞の学習に入ることによって、覚えなければいけない単語・文法事項が一気に増えてきます。be 動詞の文だけを学習している頃は、ただ「〜は・・・です。」と訳せばよかったのが、様々な修飾語が加わってくるので、言葉の係り受け、主語と述語などの知識も必要とされます。昨日の授業の中でも、教科書の本文訳をしていると、出てきた単語の意味から「何となく」もしくは「ニュアンス」で訳す子が多くいました。英文が表す内容を理解することはできているのですが、きちんと主語と動詞(述語)をとらえているか?というと微妙な感じの子もいます。

会話であれば、相手に自分の言いたいことが伝わればOKなのですが、中学1年生の『今』だからこそ、訳した日本語の文が多少「かたい文」であっても、きちんと主語と動詞をとらえ、言葉の修飾・被修飾の関係が正確であることが大切だと思います。「何となくこんな感じの意味」でざっくり英文を理解していくやり方で学習を進めていけば、文構造が複雑化した時に行き詰ってしまうことが考えられるからです。

高校生になってくると、教科書の本文を和訳する時、意訳(本文の一語一語にとらわれず全体の意味やニュアンスをくみとって訳すこと)が普通です。しかし、内容を正確に把握し意訳するにはまずは直訳する力が必要です。そして、英語学習の土台となる中学1年生は、直訳が正確に出来る➡意訳する力を付ける、という学習が必要です。そうした基本的な学習をしないでいた子の本文訳を見ると、「何となく〜の感覚で」作った日本語訳が全く原文と意味が違うなんてことは多々あります。

何事も基礎基本の学習が大切です。どの教科でも同じですが、基本を疎かにすれば、学年が上がれば上がるほど行き詰ってくるのは当然です。学習はスポーツと同じです。日々の筋トレや基礎的なトレーニングをしないければ、伸びるものも伸びなくなります。「やれば出来る」は「やらなければ絶対できない」です。塾生の子どもたちには、今回の頑張りを次につなげられるよう、日々の基礎トレに励んでもらいたいと思います。