[2020年7月10日]
各地で雨による大きな被害が出ていますね。私の実家が岐阜なので実家に何度か電話をかけ状況を確認する毎日です。保護者の方々からもご心配頂きまして、ありがとうございました。
今回の大きな被害が出ている地域とは離れているため実家には今のところ被害はないのですが、やはり親戚の中には今後、危険が生じるかも・・・という事らしく、早くこの大雨の状況が過ぎ去ってくれることを願うばかりです。まだまだ予断を許さない状況ですが、これ以上の被害が出ないことを願っています。
さて、各中学校の答案返却も終わり、恒例の『振り返りシート』の作成が始まりました。中学1年生さんは初めての『振り返りシート』。どのような事を記入するのか?を指導するところからです。
テストの結果を自ら『振り返る』ということを小学生時にしている生徒さんは殆どいません。小学生であれば得点を見て、な〜んだこんな答えだったんだ!でおわることが多いかと思います。初めてのことでどの子も最初は???という状態でしたが、「この場合はどう書くのか?」などと質問しながら完成させました。
中学生のテストは得点見て、模範解答見て終わりーでは次へのステップアップはできません。テストまでの取り組みはどうだったか?家庭学習は十分だったか?宿題のやり方は適切だったか?ワークの取り組み回数・取り組み方は十分だったか?テストの時に丁寧に設問を読んで解けたか?見直しは十分だったか?などなど、テストまでの行動とテスト当日の行動を、自分なりに振り替えることが重要です。
返却された答案を見て、良かったか?悪かったか?の判断は誰でもできますが、その結果に至るまでの自分の行動は自分自身でしかわかりません。そして、その結果をどう受け止め次にどう生かすかを考えなければいけません。思うような結果でなければ、しっかりと反省し次への対策を考えていく必要があります。
次への対策については当然、私たちも一緒に考えますが、終わったテストに対する「反省」は自分自身で取り組んだ過去の自分と向き合ってする必要があります。子どもたちにはそうしたプロセスを大切にしてもらいたいと思います。
また、各中学校のテストを見てみると、正直今回のテストはそれ程難しくなかったように思われます。ですので、保護者の方は答案用紙だけではなく、これから出される「順位」に意識を向けてもらいたいと思います。順位が出ていない段階では、その得点が本当に良いのか悪いのかを判断するのは難しいものです。どれだけ得点が高くても、順位が後ろから数えた方が早ければ困りものです。そして高校入試では何点か?よりも何番か?の方が重要です。
次の定期テストまで約1か月半。今回の反省を踏まえて、さらなるステップアップできるよう、子どもたちと一緒に取り組んでいきたいと思います。