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啓新セミナー

[2020年9月7日]

凡ミス

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

まだまだ暑い日が続きますね。
8月中は夏バテもせずに、元気モリモリで過ごすことができたのに、ここに来て毎日ぐったりです。
早く涼しくなってほしいですね。

中学生の定期テストが終わりました。
「難しかった」「簡単だった」「塾の対策プリントと同じ問題が出た」など、いろいろな感想がありました。

子どもたちの感想の中でいつも気になるのが「『凡ミス』してしまった」です。
『凡ミス』って何なんだろう?
そもそも勉強(テスト)で『ミス』するってどういうことなんだろう??

『ミス』と言ったら、例えば、氏名を書く欄に間違って親の名前を書いてしまったとか・・・
(私はたまに息子の提出書類に自分の名前を書いてしまいます)
『ミス』ってそういうことなんじゃないんだろうか?

「『凡ミス』してしまった」という子の話をよく聞くと、「それは『ミス』ではなくて、わかっていなかった(理解していなかった)だけじゃないの?」というのがほとんど。

間違えたこと、点数が悪かったことを責める気は全くないのですが、間違えたことを『ミス』と捉えてしまっては次につながらず、また同じ間違いを繰り返してしまいます。

勉強しなかったことがテストに出たのか? 勉強したけどきちんと覚えきれなかったのか? 勉強したけど理解できなかったのか? 等、どういう原因で間違えたのかをきちんと分析して、次回同じ間違いをしないように対策を立てて行動することが大切なのです。

また、「問題文をよく読んでいなくて・・・」も同じです。
これも『ミス』ではなくて、問題文をよく読む習慣がない、問題文を読んで理解する力がないのです。

問題文は最低3回は読む、数学なら問題文を読みながら図や表で表す、「これどういう意味ですか?」とすぐ人に聞かない、等、普段からできる対策がいくらでもあります。
『ミス』で片づけてしまうと、こういう努力や工夫を怠って、いつまでたっても直りません。

テストが却ってきたら、間違えた問題をコピーしてノートに貼り、もう一度解き直す。
解き直しの際は、正しい解答・解説を書き込むのはもちろんですが、「〇〇をしてはいけない!」「〇〇と××を間違えてはいけない!」等、赤ペンで目立つように大きくはっきりと書くこと。
この『間違いノート』が受験のときに必ず役に立ちます。