[2020年9月28日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
昨日の日曜日は高校生対象の『定期テスト対策講座』を行いました。
人数は少ないのですが、学校も学年も違うので、内容がみんなバラバラ。
中には、共通テスト対策用の問題集をやっている子もいて、息するのも忘れそうなぐらい珍しく? 駆けずり回って指導しました。
高校生の問題は、小中学生と違って、一言二言では説明できない問題ばかりでたいへんなのですが、説明に苦労すればしただけ、理解してもらえた時の喜びは大きいですね。
とても充実した休日? でした。
時間があるときは、息子の学校の宿題をみています。
誰に似たのかちょちょらで・・・
みていてイライラします。
仕事柄、教えすぎるのは良くないということを知っていますので、手取り足取り教えないようにしているのですが・・・ 忍耐ですね。
指導する時に最近気を付けていることは、教えすぎないということと、『効率よくやらせない』ということ。
経験が長いもので、ついつい「それは時間の無駄」とか「こっちの方が楽」とか言ってしまいます。
でもそれって、自分で経験した上で、無駄だとか、楽というのに気付いたのであって、何の経験もない小中学生にとっては本当に無駄なのか、楽なのかはわからないと思うのです。
それに、『効率よくやる』ためには、ある程度の土台(基礎学力、基礎知識)が必要です。
土台がきちんとできあがっていない小中学生には、無駄なこと(というと言葉が悪いかもしれませんが・・・)も必要であると思うのです。
無駄なことの代表と言えば、「ノート整理」と「答え(解説)の丸写し」。
ある程度土台ができあがった人ならば、いちいち書かなくても読めばわかるし、ポイントだけ書けばいいと思うですが、土台ができていない人にとっては、読んでもわからないし、何がポイントなのかもわからないので、丸写しも効果があるのです。(さすがに何も考えずにただ写すのは意味がありませんが・・・)
私もそうですが、「読んでもわからない」という人がほとんどではないでしょうか。
読んでもわからないことを読んで理解しようとするので、嫌になる→眠くなる→やめる となってしまうのです。
読んでわからないことは、一回書いて(丸写しして)みる。
書きながら考えるとわかることがありますし、問題集や解説に書き込むのに抵抗がある人も、自分で書いたノートなら何でもメモできるので更に理解が深まります。
皆様もお子様の勉強をみるときは「そんな無駄なこと」とか「もっと効率よくやれよ」と言わず、暖かく見守ってください。
お父様、お母様とお子様とでは土台が違うのです。