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啓新セミナー

[2020年10月12日]

勉強すること

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

先日、天気も良かったので、息子と自転車に乗って、鳥屋野潟公園へ行ってきました。
しばらくバドミントンをして、疲れたので公園内を散歩していたら、『カマキリ祭り』の看板を発見!
鳥屋野潟公園には、オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリ、コカマキリの4種類がいるらしく、そのうちの3種類を捕まえて(写真を撮って)見せればオリジナルグッズがもらえるとのこと。
これは参加せねばと思い、息子と一緒に必死に探しました。
『祭り』というぐらいですので、すぐに見つかると思いきや、コオロギがかろうじているぐらいでバッタすらいない!!
それでも1時間ほど探しましたが、お腹もすいてきたのであきらめて帰りました。
なぜそこまで必死に探したか謎ですが、秋の日の公園で、息子と一緒に楽しく過ごせたのでよしとしたいと思います。


先日、クイズ番組を見ていたら、東大や京大卒の方がクイズに答えていました。
「東大や京大卒の人は頭がいいから何でも知っているだろう」と思って見ていたのですが、そういう人たちでも知らない問題が出題されていました。
東大卒、京大卒だからと言って、なんでもかんでも知っているわけがないので、当然と言えば当然ですね。
でもその人たちのすごいところは、知らない問題でも持っている知識をつなぎ合わせて解いてしまうところです。
酒を飲みながら見ていましたので、具体的な問題は忘れてしまったのですが、「この時期は確か〇〇が起こっていたので△△ではない」とか「これは物理的に不可能だ」とか「確か××であると聞いたことがある」というように、いろんなところから知識を引っ張り出してきて解いてしまうのです。
ここが東大卒、京大卒の人のすごいところなんですね。

算数や数学の問題を解いていて、わからないと固まってしまう子がたくさんいます。
わからないからと言って、答え・解き方を教えるのは簡単なのですが、それではいつまでたってもそういう子たちは自分で考える・工夫することを覚えません。
固まっていても時間が無駄に過ぎるだけですので、教科書や問題集等で似たような問題を探して解き方をまねするとか、自分の書いた式や答えを見て矛盾を見つけるとか・・・ たとえ解けなくても、そういう努力・工夫が大事ですし、そういう努力・工夫が成長につながると思うのです。

大人になると、あまりよく知らないことでも自分で判断しなければならない場面がたくさんあります。
わからないからといって、固まっていても誰も助けてくれませんし、むしろ、だまされてしまう可能性の方が大きいかと思います。(極端かもしれませんが・・・)

考える力って、大人になったら急に身に付くものではなく、小さい頃から色々な場面で考え、工夫することによって身に付くものだと思います。
そして、子どもたちにとって、考え、工夫する場面というのが『勉強すること』なのではないでしょうか。
『勉強すること』は、教科内容云々よりも、考える力を身に付けるために必要なことだと思います。