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啓新セミナー

[2020年10月26日]

ノートづくり

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

日中は暖かいですが、朝晩はかなり冷えますね。
毎日朝4時過ぎに起きるのですが、寒くてなかなか布団から出られない・・・
でもがんばって起きると、外は真っ暗なのですが、晴れた日には星がきれいに見えます。
白く光っている星、黄色く光っている星、それに、赤く輝いている星と、肉眼でも等級の違いがはっきりとわかります。
この時期ですと、オリオン座がとてもきれいです。
「こっちがベテルギウス(たぶん)で、あっちがリゲル(たぶん)だな」と、若干怪しいのですが、ずーっと見ていても飽きません。
星座に関しては中学校の教科書レベルのことしか知りませんが、眠気と寒さが吹っ飛ぶぐらい感動します。
毎日あれもやらなきゃ、これもやらなきゃで忙しいのですが、わずかな時間でも立ち止まって星を眺めるのはいいものですね。
心にゆとりが生まれます。

昨日の日曜日は、中3生対象の『新潟県統一模試』を行いました。
朝早くからご苦労様でした。
当塾では、模試が返却されると、「模試の間違い直し」をさせています。
今年の3年生はがんばり屋さんが多く、私の方が参考にしたくなるような「振り返り(間違い直し)ノート」をつくってきます。
単なる解答解説の丸写しではなく、色を変えたり、表にまとめたり、漫画風に描いたり、・・・
みんなすごく工夫しています。
もちろん、ノートをつくることが目的ではなく、間違えた問題をできるようにすることが目的なのですが、ノートをつくっていて楽しいだろうな、と思わせるノートばかりです。

『ノートづくり』ってすごくめんどうで、時間がかかるものですが、わかったこと、逆にわからなかったこと、感動・感心したこと、なるほどと思ったこと、・・・ こういうことを書き留めておくと、頭の中が整理されて、きちんと理解できたり、疑問点・問題点が明確になったりします。

難しい・複雑な問題を、子どもたちは頭の中だけで考えようとして、固まってしまう(そして寝てしまう)のですが、難しい・複雑な問題になればなるほど、書いて考えるようにしてほしい。
例えば、中3の相似の線分の長さを求める問題。
2つの三角形が重なっていてよくわからないのなら、2つの三角形を書き出して対応する順に並べてかけば、すっきりして見やすくなり、解きやすくなるはずです。
また、解答解説を読んでもわからない問題は、とりあえず解答解説を丸写ししてみる。
写しているうちにわかることもありますし、写すことでどこまでわかって、どこからわからないかが明確になりますので、質問もしやすくなります。
ただ、『書いて考える習慣』というのは意識しないとなかなか身に付くものではありません。
『書いて考える習慣』を身に付けるためにも、『ノートづくり』はおススメです。