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啓新セミナー

[2020年10月30日]

「時間」はつくるもの

すっかり秋めいてきて朝晩は寒い毎日ですね。今週は息子の学校の行事関係で、昨日今日と2日間お弁当!!高校生のお子さんを持つ保護者の方には、たかだか1日2日でって笑われてしまうかと思いますが、本当にお弁当作りって大変ですよね。そんなことで、この2日間は朝からぐったりです。数年後には毎日これが続くのか…と思うとぞっとします。

さて、皆さんは昨晩、「お月見」されましたか?昨晩は旧暦の9月13日に当たる夜のお月様を愛でる「十三夜」でした。我が家では栗ご飯と栗ようかん、ススキを飾りお月見を試みましたが、あいにくの空模様でちらりとしか見ることが出来ず残念でした。しかし、秋は夜空が本当にきれいですね。日が落ちるとぐっと寒くなるのでゆっくりと夜空を眺めるのは難しいですが、少しでも楽しみたいですね。

「お月見」なんて風流なことを言っていられないのが中学生さん達ですね。定期テストが約10日後に迫り、子ども達もようやくピリピリとしたムードになってきました。家での学習の進捗状況を聞いてみると、1・2年生さん達はあまり順調に学校のワーク演習が進んでいない様子。特に心配に思われる何人かには学校のワークを持ってこさせ、いつまでにどこまでするのか具体的な指示を出しました。ここにきて、ぐっと進度が速くなっている学校もあり、アップアップしている子も何人かいます。ずいぶん前から、おおよそのテスト範囲を言ってはいたのですが、あまり響いていなかったようですね。

さすがに中3生さんにもなると、ある程度学校のワークは進んでいるようですが、入試に対しての勉強との両立が上手くいっていな子もちらほらいるようです。今週は、2週間前に出した課題の「統一模試直しノート」が提出日となっていたのですが、きちんと提出できない子もいます。十分に時間をかけて模試の直しをしてもらいたいために2週間も時間をとっているのですが、まだまだ時間管理が上手くいっていないようです。この期に及んで「時間がなかった」という言い訳をするとは!!きちんと提出出来ている子は、それこそしっかり時間をかけて取り組んだことが良くわかるノートです。そうしたノートを作る「時間を作った」子と、そうでなかった子では学力の差がどんどん広がっていくばかりです。

学校から帰ってから夜寝るまでの間の時間は決まっています。勉強をきちんとしている子は「空いている時間があった」から勉強しているのでしょうか?そうではありません。まずは自分のやるべきことを優先したーそれだけのことです。「時間がなかった」という子は、日々の時間管理がルーズなだけだと思います。

時間は作るものです。テストがある、入試があるというのは始めから決まっています。そこで自分の望む得点を取る、行きたい学校に行ける学力をつけるためには、やるべきことは決まっています。好きなことを優先して空いた時間で勉強をしようとすれば、やるべきことが出来なくなるのは当然です。やるべきことが出来なければ、思うような得点をとることも、希望する高校へ入ることもかなわなくなります。

勉強でも仕事でも「出来ない言い訳」を言い出したらきりがありません。出来ない言い訳をする前に、どうしたら時間を作れるのか?を考え、日々行動あるのみです。勉強に対する考えを改め、やるべきことが出来るように日々過ごしてもらいたいと思います。