[2020年11月16日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
昨日の日曜日で、中学生のテスト対策が終わりました。
まだ答案が返却されていませんので、なんとも言えませんが、はやり数学が難しかったようで・・・
特に3年生はどの学校も難しかったようです。
3年生の今回の数学の範囲は、『2次方程式』、『2乗に比例する関数』、『相似』。
教えている方からすれば、「問題のパターンが決まっているじゃん!」と思ってしまうのですが、子どもたちにとっては難しいのでしょうね。
テストに出た問題を子どもたちに聞くと、「それ授業でやったじゃん!」という問題ばかり。
でも解けなかったのです。
やったことがある問題ばかりなのになぜ解けなかったのか?
その原因は「自力で解けるまで練習しなかった」ということ。
数学が得意な子でも、授業中に10問解いたら10問とも自力で解けるという子はほとんどいません。
ほとんどの問題がヒントがないと解けないのです。
なので、1・2年生の時のように「1回解いたらOK」という訳にはいかず、自力で解けるまで何度も解き直さなければならないのです。
中には「今日解いた問題を家でもう一度復習したいので、(テキストを)持って帰ってもいいですか?」という子もいますが、ほとんどの子が1回解いて安心しているような感じです。
3年生のこの時期になると「今まで1時間で3ページ終わっていたのが1ページしか進まない」「1回で理解できたことが2回、3回やっても理解できない」ということがあります。
学習内容が難しくなっていますので、それはしょうがないこと。
時間をかけるしかないのです。
(数学に限ったことではないですが・・・)
定期テストは終わってしまいましたが、ここできちんと復習しておかなければ、入試問題がまったく解けなくなります。
子どもたちは終わったことをやり直すのをすごく嫌がる(めんどくさがる)のですが、まだちょっとでも記憶にあるうちにしっかり復習させようと思います。
数学は解答パターンが決まっています。
パターンをマスターすれば、どんな問題でも応用が利きます。
でもそのパターンをマスターするのがたいへんなのです。
模範解答を1行1行「なんでこうなるの?」と理解していき、全部理解できたらもう1回自力で解けるか確かめる。
気の遠くなるような話ですが、マスターするにはこれしかありませせん。
時間をかけてがんばろう!