[2020年12月7日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
12月になりましたね。
毎日毎日コロナのことばかりで、「今年の目標ってなんだったっけ?」という感じです。
先が見えないという不安はありますが、でもコロナのおかげ? で一日一日を精一杯生きていこうと思えるようになったのは事実です。
何気ない家族との団らんがとても幸せに感じますし、子どもたちが授業に来てくれただけで「よかった」「ありがとう」と強く思えるようになりました。
来年はきっと良い年になると思いますので、残りの1か月も日々幸せを噛みしめながら生きていくだけですね。
現在、小学6年生が『拡大・縮小』を学習しています。
ほとんどの子が、拡大図・縮図を描いたり、長さや角度を求めたりするのは問題なくこなせるのですが、『縮尺』になると止まってしまいます。
『縮尺』なんて、小学生にとってはまったく馴染みのない単元。
何のことやら、全然イメージできないのでしょうね。
例えば、縮尺が1/25000で、
?「地図上の長さを求めよ」ならば、小さくするので、25000で割ればよい。
?「実際の長さを求めよ」ならば、大きくするので、25000をかければよい。
具体的な問題でやってみますと・・・
「縮尺が1/25000の地図があります。実際に2?ある長さは、この地図では、何?で表されていますか。」という問題。
「地図上の長さを求めるので、25000で割ればよい。だから、2÷25000 を計算すればよい。」とやったらえらいこっちゃですね。
最初に、2?を?になおさなければいけません。
ポイントは、?を?に直せるかどうか?
この問題を子どもたちにやらせると、いきなり?を?に直そうとして、0が多かったり足りなかったりします。
こうゆうときは、?と?の間に、mを挟んでやればいいのです。
1?=1000m
1m=100?
だから、1?=100000? 、つまり、0を5個つければいいのです。
<解答> 2?=200000?
200000?÷25000=200÷25=8 8?
となるのです。
子どもたちは、「?を?に直す前に、まずはmに直す」のように、直接答えが出にくい場合は、間に何かを挟んで考えるということができません。
他にも、「分速200mの速さで15分かかる道のりを、分速300mで進んだら何分かかりますか?」という問題も同じです。
問題文の前半「分速200mの速さで15分かかる道のり」から『道のり』を求めなければ答はでません。
学年が上がれば上がるほど、問題文に出てくる数字を単純に足したり、ひいたり、かけたり、割ったりすするだけでは答えがでません。
「最初に〇〇を求める・してみる」「わからないものを□に置き換える」というようなことをしなければならないのです。
「間に何か挟む」という考え方を身に付けると、難しい問題にも対応できます。
がんばって身に付けましょう!
<お知らせ>
■塾生の皆様へ
『個別面談』が11/25(水)から、『冬期講習』が12/24(木)から始まります。
申し込みがまだの方は、お早めにお申し込みください。
(『冬期講習』はすでに満席の時間帯があります)