[2021年1月15日]
先週末からの大雪、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?まだまだ狭い道路に入ると雪が多く残っており、車の運転には気をつけなければいけない毎日ですね。この辺りはようやく雪も落ち着き、日常生活が戻ってきましたね。今日は朝から良いお天気となり、お日様を見てほっとしました。
日曜日ごろからまたまたの雪だるまマーク。今回のような大雪とならないことを祈るばかりです。子ども達だけでなく保護者の皆様もどうぞ気を付けてお過ごしください。
今日は1月15日―小正月ですね。小正月には一年間の無病息災を願って小豆粥を食べると良いと言われています。ということで昨日には小豆の下ごしらえを済ませ、今朝はいつもより早く起きて、朝から小豆粥づくりをしました。一般的にはどうかわからないのですが、実家では7日の七草粥にも、この小正月の小豆粥にも必ず餅をいれていたので、我が家でも餅入りです。
こうして小豆粥を食べると、やっとお正月行事の一連が片付いたな〜といつも思います。色々と昔ながらの色々なことは手間がかかり面倒に思うものも多くありますが、実家の母がしてくれたことを少しでも引き継いでいければ…と。
国語の文章問題、特に古文では、こうした昔ながらの風習を知っていることでより解きやすくなるものもいくつか出てきます。子ども達をみていると、お正月行事や様々な季節の行事ー節分やひな祭り、端午の節句などなど日本の昔ながらの行事よりもハロウィーンやクリスマスの方が馴染みがあるようです。結構驚かされるのが、大晦日という言葉を知らない小学生が意外と多いことです。また、季節ごとの植物に関しては中学生でも驚きの解答が連発します。菊は春、菜の花は秋というような・・・。
季節ごとの植物や食べ物、様々な行事などイマドキの子ども達にとっては『感覚的』に捉えるのが難しいのでしょうね。先日も中学生の古文で、冬にタケノコを欲しがる母親のためにタケノコを取ってくる孝行息子の話があったのですが、なぜ冬にタケノコを探しに行くことが『親孝行』になるのか?と思う子が何人もいました。そうなると古文の内容の説明の前にまずはタケノコの説明から解説スタートです(~_~;)。
様々な季節ごとの伝統行事や植物・食べ物に関しては本や辞書で調べて理解することもできますが、冬至にカボチャを食べ柚湯に入ったり、ひな祭りに桃の花を飾ったり、端午の節句に菖蒲湯入ったりなど、日常生活の中で慣れ親しむことの方が記憶に残りやすいかと思います。スーパーに行けば何でも手に入る今の時代の子ども達だからこそ、そうした日々の生活の中で季節感を感じさせる「ひと手間」が必要なのかもしれませんね。
取り敢えず身近に迫った「節分」では、恵方巻も良いですが豆まきをしてみてはどうでしょうか?