[2021年1月25日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
やっと雪かきから解放されて、久しぶりにゆったりとした月曜日の朝を過ごしています。
今日は暑いぐらいの良い天気ですし、何よりも雪が降らないって、すごくありがたいですね。
先週は、1月の17、18日に行われた『共通テスト』の数学を解いていました。
初めての共通テスト。
100m走に関する問題など、日常を題材にした問題が出題されたことが話題になっていますが、個人的には、「やっぱり教科書だな」という感想でした。
例えば、問1の[2]の問題。
正弦定理、余弦定理、三角比を使って面積を求める公式等はもちろんですが、sin(180°−A)=sinA 、「三角形の3辺の大小関係は、その向かい合う角の大小関係と一致する」等、教科書にきちんと説明が書いてある性質・公式をきちんと理解していなければ解けない問題です。
教科書だけでは対策として不十分かと思いますが、教科書すら理解できないような状況なら共通テストは手も足も出ないでしょうね。
あとは「解くスピード」ですね。
歳をとるとスピードと集中力の衰えを感じます。
(私だけかもしれえませんが・・・)
制限時間内に終わらないですし、途中で嫌になってしまいます。
試験を受けるのにも体力が必要なんですね。
共通テストになって、数学?と数学?・Aは試験時間が70分に変更になりましたが、でもその分、問題量も増えているわけで・・・
センター試験同様に、最後まで終わらなかった子が結構いたんじゃないのかな? という感じです。
一体何を基準にして問題量を決めているのか?・・・ なぞです。
まあこればかりはごちゃごちゃ言ってもしょうがないので、やはりスピードを上げるしかないですね。
小学生や中学生には、「きちんと途中式をかけ」という指導をしていますが、高校生になったら、ある程度は(というよりはほとんど)暗算でやらなければいつまでたってもスピードは上がりません。
それに図から得られる情報はかなりのヒントになりますので、必ず図を描いて考えなければいけないのですが、定規を使わないといけない、あるいは、マス目(ドット)のノートを使わなければ正確な図が描けないようだとスピードダウンしてしまいますので、まっさらな紙にフリーハンドで正確な図を描く訓練も必要になります。
共通テストを解いていて、教科書を隅から隅まできちんと読んで理解すること、計算のスピードを上げる(ある程度暗算で処理できる)、まっさらな紙にフリーハンドで正確な図が描けることは大事なんだなと改めて思いました。
でもそう考えると、共通テストの対策って、何も高校生になってからではなく、小学生のうちからできることもたくさんありますね。