[2021年2月8日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
先週末から『後期期末テスト』が始まりました。
なので、先週1週間はみっちり『テスト対策』をしました。
普段は英語・数学の授業が中心ですので、なかなか理科・社会の勉強の様子を見ることがないのですが、テスト対策の時は、子どもたちが普段どのようにして理科・社会の勉強をしているのかがわかって、とても参考になります。
やはり、高得点を取る子と、なかなか点数が伸びない子の共通点が見えてきますね。
点数が伸びない子というのは、勉強ではなく『作業』になっています。
どんな問題集でもだいたい、要点(解説)のページ→基本問題(要点確認)→練習問題→応用問題 という構成になっています。
きちんと結果を出している子というのは、まず要点のページをよく読み、必要に応じてマーカーで線を引き、少しでも?と思ったことがあったら教科書で調べ、調べたことをワークやノートにメモして、・・・というめんどくさいことをやってから問題演習に移ります。
それに対し結果が出ない子というのは、要点を眺めて、問題を解き始め、分からなくなったらその都度要点のページに戻って答らしき言葉を探して埋めているのです。
どちらも勉強しているような感じがしますが、前者はしっかり頭を使って勉強をしていますが、後者は頭を使わずに作業しかしていません。
なので、テストをやらせるとその差は歴然。
作業だけでは点数が取れるわけがありません。
また、〇付けにも差が出ますね。
〇付けをして間違えたら赤ペンで正解を写す。
そこまではみんな一緒なのですが、その先が違う!
結果が出る子というのは、教科書などを調べて、間違えた答えがなぜ違うのかを考えてから次に進むのに対し、結果が出ない子というのは、赤ペンで写して終わりで、次の問題に進むのです。
ほんのちょっとの差かもしれませんが、これが大きな差となるのです。
どの学校もテスト後に学校ワークの提出を義務付けていますので、みんな必死にワークをやります。
でも、テストの前日にやっとこすっとこ終わったワークは、『勉強の成果』ではなく『作業の成果』です。
せっかくがんばって終わらせても、おそらくほとんど頭に残っていないと思います。
きちんと『勉強の成果』が出るような取り組み方をしてほしですね。