[2021年2月26日]
早いもので2月も後二日ですね。とは言ってもまだまだ朝晩は冷え込み、春の到来という感じはしませんね。一時の寒さまではいかないものの、日々の寒暖差だけでなく昼夜の寒暖差も大きいこの時期ですので体調を崩さないよう十分に気を付けて過ごしたいものですね。特に、来週には公立高校入試も控えている受検生さん達やご家族の皆様はお体を大切に過ごしてください。
今週は中3生以外の授業をお休みにして、完全に受検モードの1週間です。やはり受検直前の受検生さん達だけですので、授業ではどの子も今までに見せたことがないような真剣な表情で取り組んでいます。残り1週間弱。一つでも多くの問題を解き、自信をもって入試に臨めるよう最後まで頑張りぬいてもらいたいと思います。
今週から「個人面談」が始まりました。中学生は定期テストが終わった後ということもあり、どの保護者の方も「テストが終わって緩みまくっている…」というのが悩みの種のようです。来週からの通常授業が再開した時には、ぎゅ〜っと締めていかねば!!と決意を新たにした私です。
どの学年においても、間もなく年度末となる今、各学年での学習内容の総復習をしっかりしなければいけないのが『今』です。これは小学生も中学生も同様です。特に中学生は今学習している内容が次の定期テストに出題されますし、春からは大きく教科書が変わることから、今の教科書には掲載されていない内容をを前倒しで学習しなければいけない教科もあります。
特に英語は、新中学2年生が例年であれば、中2の春に学習するおよそ2単元分を中2になる春までに学習しなければいけません。
英語の学習は、階段状の学習となっているため、今の単元が理解できないと次の単元でも理解が怪しくなってきます。中1の最初の頃は学習事項が少なかったため理解するのも問題を解くのにもそれほど労力を必要としませんが、どんどん文法事項が足し算されていくため、新しい単元を学習したら以前の単元を忘れてしまったーというような「ところてん的な学習」ではどんどん得点できなくなっていきます。
実際に、今回のテスト結果を見ても、一つ一つ丁寧に取り組み、単語や本文小テストを毎回ほぼ満点をとるような学習をしている子は相変わらず90点台で安定していますが、宿題が雑であったり、小テストの学習をやったりやらなかったりで何回かに一回は再テストとなっているような子は、どんどん得点が落ちてきています。本人としては今までと変わらないような学習をしているのになぜ?と思うのかもしれませんが、内容が複雑になっているのに比例して学習量を増やしたり、より丁寧な取り組みをしたりしなければ、落ちるのは当然の結果です。
今回のテストで思うような得点とならなかった子はもちろんのこと、思い通りの得点であった子も、現学年の内容は現学年の内に、しっかり定着するまで取り組まなければ、更にレベルアップする次年度学習に対応していくことが出来ません。テストが終わってちょこっとゆるゆる〜としたいのは分かりますが、やるべきことをきちんとしてからゆるゆる過ごしてください。
新教科書の内容を見る限りでは、来年度以降の入試問題が難化することも予想されます。高校入試に向けた学習は「中学3年生から始まる」のではなく、既に始まっているのです。来週からの授業ではビシバシと指導していきたいと思っていますので、心して塾に来てくださいね!!